「チルドレン」は私たちの物語でした。
豊橋プラットで『チルドレン』を見てきました。
脚本は30才になったばかりのイギリスの劇作家ルーシー・カークウッド。
3.11と原発事故がモチーフになっています。
演出が大好きな栗山民也だったので、見に行ったのですが、想像していたより何倍も良かったです。
セリフが多い会話劇と聞いていましたが、とてもわかりやすくて、するすると頭の中に入っていきました。
翻訳された方が相当上手なのかも。
もちろん3人の俳優さん(鶴見辰吾・高畑淳子・若村麻由美)の演技が上手だったからですけど。
『チルドレン』は私たちの話でした。
今も
「フェアじゃない」
というセリフがリフレインしています。
若い世代に大きな負の遺産を残したままリタイアするなんて、ホント、フェアじゃない。
「あなたたちに、電気を使う権利ない」
ホント、そうだよ。
とてもとても考えさせられる舞台でした。
これから、大坂・四国・九州と回って、最後が仙台。
宮城の皆さんが、この戯曲をどう評価するのか。
私たちとはまた違う感情をもたれるのだろうなと思います。
同じ脚本家と演出家で2月に田中圭や真島秀和がでる舞台(チャイメリカ)あるので、かなり楽しみになってきました。
複雑な会話劇とのことで理解できるか不安でしたが、大丈夫な気がしてきた!