2010年10月18日

ナゾは解けたけど・・・

今日は、うちが指定管理で受けている母子通園施設ひまわり園の「訪問療育」
「訪問療育」という単語を、私は昨年初めて聞いた。
しかも、今年に入って母子通園の管理者であるとよっちが何回となくこの単語を使うのだけれど
その中身がさっぱり見えてこない。

文字から想像して、誰かが園を訪問して療育してくれるのかと思ったら、全く違うらしい。
説明は何回も聞いたのだけれど、さっぱりわからない。

「今日は○○園の訪問療育だから」
と言って、現場の責任者であるとよっちがまる一日いなくなる。
いったい、そこで何をしているんだろうとこの1年以上ナゾの事業で
他にやるべき仕事が山のようにあるのに、他園に行って何やってる訳?って思っていた。
報告は受けているんだけど、その意義がよく理解できなくて
ぶっちゃけ、1日分の人件費払う価値があるのかどうか確認したいものの一つだった。

とにかく、一度この目で確かめに行きたいと思っていたところ
運良く、東三河南部圏域の外部アドバイザーとして
某保育園で行われた「訪問療育」に派遣してもらえて
先日、初めてその事業内容を知った。
その内容は、ミニ学習会と事例検討会だった。
意義は顔つなぎだと理解した。
(連携とかネットワークはお金に換算できないくらい大事。)

で、今日、無理矢理時間を作って
初めてひまわり園での「訪問療育」と呼ばれるものに参加することが出来た。
ひまわり園で行われていた「訪問療育」は
前回の保育園で行われていたものとは全く別の内容だった。
他園の保育士さんや行政の方達にひまわり園で活動している親子の様子を見てもらい
母向けの学習会をしたり、参加した方向けの勉強会などをしていた。

つまり
ひまわり園の視察研修と保護者向け学習会だと私は解釈したけど、
他に見えていない深い意味や意義があるのかもしれない。

見学していたみなさんが、口々に
「すごい~」
「落ち着いているわ~」
「ちゃんと自分で動けていてすごいわ~」
と、感嘆の声をあげている。

もともとの通園児童も多い上
見学者もいっぱいいるこの大人数の中で
2~3才の発達に心配のあるお子さん達が驚くほど落ち着いて自立的に活動していた。
スタッフの動きもてきぱきとスムーズでうっとり~な感じ。
ホント、感動ものだった。
すごいなぁぁぁ・・・・。
わかる環境を整え、適切な指導をすれば
こんなに小さなお子さんでも
ちゃんと自分で動くんだなぁ。

いや~
昨年、35万も払ってとよっちに佐賀のそれいゆで研修受けてきてもらってホントに良かったとココロから思った。
そこかしこに、あの場で学んだことが活かされている。
うちの様なちいさな法人が一人のスタッフの研修費として35万捻出するのは法人始まって以来のエライコト。
更に、夏休み中なのでご家族にもご迷惑をおかけする。
無理矢理というか、半ば脅して強引に行ってもらったんだけど、私の決断は正しかったなぁ。(誰か褒めて!)

それにしても
うちが見学料もらってもいいんじゃないの~
って思うくらいの大盤振る舞いの見学。
35万+旅費をほんの一部でも回収したくなってきた。
この超ストレスフルな状況にさらされているうちのスタッフに給与上乗せしてあげたいという衝動にも駆られた。
だって、自分たちより遙かに高給取りの専門家達に見られながら母子療育してるわけだもんね。
こんな状況、一般のディサービスではまずないわけだし。
何か、悶々としてしまった。

但し、母向け学習会の時に見学者の保育士さん達が子どもの託児をしてくれていたので
その方達はおあいこかな~。

で、その母親向けの勉強会はすっごくよかった。
houmon-1.bmp
今回は作業療法についてのお話。
講師はいつもPECS研究会で顔を合わせているお仲間のOTさんとSTさんたちだったのだけれど
さすが、専門家や~~~
かっこええ~
って感じ。

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感覚を体験する所があって、とってもわかりやすかった。
体のバランスとか体の位置や筋肉を感じる体験もすごく納得。
やっぱ、実際に体を動かして体験してもらうのって伝わり感が違う。

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今日のメイン講師だったOTのH君は、声のトーンが落ち着いていてすごく聞きやすい。
若くてイケメンであることも、もちろんポイント高し!
H君にはどんどん話上手になってもらって、こういう話をたくさんの若いママたちにして欲しい!!
まずは、マイク回しと会場との掛け合いの特訓だわっっ!(なんちゃって。)

で、思ったのが。
こういう話を、なぜ、母子通園に通ってる母しか聞けないのか?
それこそ、この「訪問療育」は県からの委託事業なんだから
受益者が限定されるのっておかしいんじゃないだろうか?
同じように税金払ってるんだし。
この圏域には就学前の子どもが通う児童ディサービスがいくつもあるんだから
そこの母達だって参加出来なきゃおかしい。
特に今日の内容は聞いたらすごく役立つヒントいっぱいだったから、なおさらそう思う。
今からでもこうくんに試してみたいと思ったことがいくつも浮かんだ。

私は帰国時に療育施設から通園を拒否された経験があるので
こういう理不尽な差別はどうにも我慢が出来なくて、多分、過剰反応してしまう。
だから
きっと、これも過剰反応なんだろうと自覚しているけれども。
私は教えてくれる人がいなくて
全部独学で本を読んで勉強したから、すごく回り道した。
あの通園拒否は明らかに「差別」だったと今でも思う。

お役所的にはこういう事業は数をこなしていればOKなんだろうけれど
当事者からしてみたら、自分のところに届いていなかったらどんだけ他で開催されてたってゼロだから、やってないのと同じだ。
母達が勉強する機会をたくさんつくってあげることって大事だと思うけどなぁ。

ってことで、結論。
「訪問療育」ってのは、行われている場所によって全く内容が違うらしい。
きっと、文字通り誰かが「訪問」して「療育」している地域もあるんだろう。
自分の知っているものだけで考えると大勘違いってことになるから気をつけねば。

相変わらず、福祉業界の専門用語になじめない私なのでした。
「母子分離」とか聞くと、未だにフラッシュバックしてしまうくらい怖いしねぇ。

以上
「訪問療育」に初参加したこうままのめっちゃ個人的な見解でした。
posted by こうまま at 20:17| Comment(2) | TrackBack(0) | オピニオン | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
僕も昨年度から「センター事業」という制度による、特別支援学校の教員を現場に派遣する事業に乗っかって、地元の学校に出かけています。

支援の内容は、特定の子どもさんに関する相談から、職員研修の講師、保護者懇談などなど多様です。

でも、こんな仕事は専任でないと難しいです。
ちなみに私の肩書きは「研修部長」、本来は自分の職場の職員の、研修を取り仕切る鯛tばなのです。
学級担任がない「フリー」の立場なのと、多少人前で話すのに慣れているという理由でかり出されています。
Posted by やましん at 2010年10月20日 00:00
◇やましんさん
おお~
やましんさんはそういうお立場なのですねぇ。

やましんさんは適役だと思いますが、
そんな事が出来る人って
そうそういないですよねぇ・・・
Posted by こうまま at 2010年10月20日 19:39
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