2010年11月25日

猛烈にいい本に出会いました!

久々にものすごくいい本に出会いました。

edewakaru-1.bmp
「絵で分かる 自閉症児の困り感に寄り添う保育」
佐藤暁 (学研)

これは
私の中では大ヒットです。

ミラクルにオススメです。

edewakaru-2.bmp
挿絵は絵本作家の方が描いているので
ほんわかしてて、今イチはっきりしない部分もありますが
ポイントは押さえてます。

何より
第一章が「意味の島」を作るってなってるのがいい!!。
この「何をしたらいいかがわかる場所」を先に作ることがすごく大事です。

すごいな~
「意味の島」かぁ。
言い得て妙ですなぁ。

前半に「移動を教える」とか「要求を育てる」など
自閉症の特性に合わせた支援のアイディアが具体的に説明してあって
後半に集団での支援の方法が書いてあります。

「移動」と「要求」
私は難しいことはよくわからないけど、ここを押さえておくとホントに生活が安定します。
「これ終わったら次はこれ」が分かるようになると行動の制御が効くので、マジでめっちゃ楽になります。
要求手段を獲得すると自傷も他害も目に見えて減ります。
器物破損も減ります。本当です。

集団になじめない子の個別に取り出した活動のことを「バイパス」と呼んでいるのがステキです。
一気に集団に放り込むんじゃなくて
1対1でできたら小さな集団、そしても少し大きい集団へ・・というのは
うちのディサービスでもよくしていることですが
やっぱり、より大きい集団へ、を目指していた気がします。
「その子なりの流れ」の中での「バイパス」という視点は薄かったかもしれません。
無理な部分はそのまま(個別のまま)でもいいってことだから
この考え方ってものすごく肯定的ですよね。

この本は「保育園」だけじゃなく、養護学校とか児童ディサービスとか
更に言ったら
重度の知的障害のある自閉症者の日中活動支援の際にも役立つ内容になっています。

なので
惜しむらくは
「具体物」の例が入ってないことだわ~~(爆)
最初から「絵カード」なのは、『保育』だからかな~。
『療育』だったら「具体物」も入ったのかな。

いや。
きっとわざと『保育』にしてるのかも。

「保育園は保育に欠けるお子さんをお預かりする場所です。ですから、療育はしません。」
って決まり文句を、私、ごく最近にも聞いて、めっちゃびっくりしたんですよね。

この本のコンセプトは
自閉症児を「保育」するには?ってことですね。
な~るほど。
ステキ。
保育はどの子にもいるものね。

一気に読み進めて
最後のページを読んだ時
うっとこみ上げてきて、泣きそうになりました。

「親が育つのには時間がかかる」というタイトルのコラム(解説)。
全部引用したいくらいですが、ほんの一部だけ以下に引用します。

「親が認めない」などと、簡単に言わないでほしい。

保育者はまず、すでに成功している手立てを見つけてあげよう。その上で一緒に作戦を立て、失敗しても「誰のせいでもない、作戦が悪かったのだ」と考えよう。何度でも練り直したらいい。子どもに振り回されながらも日々頑張っている保護者に「やればなんとかなる」という希望をもたらしたい。


このコラムを読んで
佐藤先生の大ファンになりました。
こんなに親のことを理解して下さっている専門家がいるなんて、感激です。
(以前から、先生の本はすごくいいので、みんなに紹介してましたが)

わ~ん。
めっちゃ、お会いしたい。

誰か私に佐藤先生を紹介して下さい!!
来年度のセミナーにお呼びしたいっっっっ。
posted by こうまま at 00:00| Comment(7) | TrackBack(0) | 本・TV・映画 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この本はすごくわかりやすい&読みやすいですね
ほんとお勧めですよね~
保育園の先生方に一度読んでみてねと
今お貸ししています
一昨年度佐藤暁先生が名古屋で講演会されて
この本の内容のお話をしてくださいましたよ
実際の動画や写真も見せていただいたので
さらにわかりやすかったです
「意味の島」に心打たれて
その後意味の島を提唱された
浜田寿美男の本もいくつか読みました
是非佐藤先生を愛知に再び呼んでください~
Posted by カンガルーM at 2010年11月25日 07:00
◇Mさん
そうそう。
覚えてます。
確か2日間のセミナーでしたよね。
私も行きたかったのに、仕事と重なっていて行けなかったんです。

愛知に再度お呼びしたいので、頑張ってみます。
ツテをさがさねば。
Posted by こうまま at 2010年11月25日 17:07
こんばんわ!!久々にブログにおじゃましました。
26歳の息子との毎日はとても面白いんですが・・・是非読んでみたい一冊ですね。
ご紹介ありがとうございます。
永遠に子育ては続くよ~~。どこまでも~~。
Posted by 永井 at 2010年11月25日 22:27
初めて書き込みさせて頂きます…

いつも拝読させてもらいながら、素敵なママと愛らしいこうくんのいつしかファンに…^^

私は岡山在住で、私が在籍する親の会に贅沢にも
講演に来ていただき、その語り口の穏やかさと
人柄に私も大好きに…

そして、お話の内容が、ちゃんと道筋がたっていて
非常に聞きやすく、分かりやすい…という印象でした…
自閉症の方で無くとも、こういうお話の順序だと
分かりやすい(初心者の親も、ベテランの親も)
と感じました

また、呼んで下さい…と非常にいい意味で、敷居の低い方でした…
アポを直接取られても、来て下さるのでは?と思います…
Posted by びびあん at 2010年11月26日 06:29
◇永井せん
はい。
年齢に関係なく、いい内容ですよ~。

◇びびあんさん
ありがとうございます。
実は、何人かの方からご紹介くださると、メールを頂いているので、実現できるんじゃないかと思っています。

岡山は素敵な先生がいっぱいですよね!!
Posted by こうまま at 2010年11月26日 20:09
佐藤先生のお話は、春日井の中島先生主催のセミナーで2回聞いたことがあります。前回、「意味の島」「バイパス」のことも話されてました。講演はとても楽しい時間で、あっと言う間に過ぎてしまいます。そしてお話の間中、ずっと私はじわじわと泣き続けておりました。佐藤先生にはそういうツボがあるみたいです。
Posted by えみりー at 2010年12月01日 08:38
◇えみりーさん
そうでしたか~。
私もすごく生きたかったんですが、自分がしゃべる講演と重なってしまって行けなかったんです。
返す返すも残念無念。

実は、知人を通じて
佐藤先生をご紹介いただいたので、来年度お呼びできたらと思っています。
Posted by こうまま at 2010年12月01日 19:43
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック