午前中、自閉症協会愛知県支部(通称:つぼみの会)総会に出て、
午後は所轄庁に書類提出というスケジュール。
総会は10時スタートなので、こうくんを学校に送ってすぐさま名鉄の特急に飛び乗ったが、会場に着いたのは10時40分。
総会はほぼ終了していたが、講演は最初から聞くことが出来た。
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講演 「親と子の豊かなかかわりを考える」
講師 愛知県青い鳥医療福祉センター指導課長・高井富夫 氏
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長く春日井コロニーの「みどりの家」で宿泊訓練に参加する子ども達を見てこられた方で、以前、うちの法人にも見学にいらっしゃったことがある。
とてもゆっくりと話される穏やかな外見とは裏腹に、とても自分に厳しく熱い方だという印象だった。
高井先生は一番最初におっしゃった。
「私の話には新しい技法や療育方法などは出てきません。
当たり前の話をします。」
今日、今、この時期に高井先生のお話を聞くことが出来て、本当に良かった。
原点だなぁと思った。
最後の一言も素晴らしかった。
「たくさんのことをするよりも、今できている事を味わうことがかかわりの豊かさの一つだと思うのです」
「今を味わう」
すごい言葉だ。
親や指導者にとって一番難しいことじゃないだろうか。
目の前のこうくんをたっぷり味わうことにしよう。
今しか味わえない訳だし。
どなたが高井さんを講師に招こうって言い出したのかは知らないけれど、とっても感謝してます。
ありがとうございました。
この記事へのコメント
めめ
高井先生!緑の家でお世話になりました。とっても静かな落ち着いたお声で、心にしみわたるお話をされる、本当にいい先生でした。
「今を味わう」…いい言葉ですね。
3才のちょびを前に「何かをしなくちゃ」「何かをさせなくちゃ」と焦りまくっていた私を、にっこりと穏やかに「今ちょびくんのできていることを、ちゃんと見てますか?」と言われてはっ!としたのを覚えています。
当たり前のことほど、むずかしかったあの時…(遠い目)
こうまま
私は去年高井先生がゆうに見学にいらっしゃるまで「緑の家」の存在自体しりませんでした。
通園施設に通っていなかったので情報がなかったのですよね・・・
当たり前のこと・・ホントに難しいです。