不適応行動の考え方

午前中の2時間をディサービス(他事業所の)で過ごし、お昼に母の仕事場に戻ってきたこうくん。
お腹ペコペコなので、一気に食べます。
でも、半分くらい食べると、隣の部屋のトランポリンを飛びたくなっちゃいます。

なので、目隠し。(段ボール製)

mekakushi1.jpg

目隠ししたからって、飛びたくなくなる訳じゃありませんが、回数は確実に減ります。
20回が10回くらいにはなりました。
母に連れ戻される回数が半分になって良かったねぇぇぇ

帰宅途中のスーパーで夕飯の買い出し。
もちろんお作法に則って。
お菓子の棚に走っていこうとするのをちょっと押さえて、右手で私のバッグの持ち手を掴んで頂き、左手には買い物篭をお持ち頂きます。(つまり、他の人を触れないようにして・・笑)
最近ようやく、ある程度こちら主導で買い物して、最後におやつゲット・・という流れになってきました。
陳列棚の前で、一瞬でお菓子の袋を開けてしまう、という事はかなり減りましたが、大好きな「紫のグミ」だと自制が効かなくなります。
なので、グミのあたりに目がいってたら要注意。(手が伸びた時には既に遅い)

そう言えば、とよっちが
「先週、久々に一緒にスーパーで買い物したけど、何の問題もなくなったねぇ」と。
いや、一般の方が連れて行ったら問題アリアリで、大変なことになっちゃうと思いますけども(爆)

「不適応行動は彼らがおこしているのではなく・・・」の佐々木先生の言葉がリフレインする。

こちらが適応するのに、こうくんの場合、かなりの技術と忍耐を要するってだけの話なのでしょう。
本人にも相当学習して頂かないとイケナイし。

お菓子はちゃんとレジ通れば手にはいることが何となく学習できたからこそ、こちら主導で買い物ができるようになった訳で・・・・
ここに来るまでに「マリオネット(押さえつけといも言う)買い物」から3年半かかってるわけですし。

って考えたら、私って結構忍耐強くゆっくりやってきたんじゃないの~。
自画自賛♪

本日の戦利品
murasaki1.jpg
見事に紫づくし(爆)

この記事へのコメント

  • ha-c

    ご訪問ありがとうございました。
    “私って結構忍耐強くゆっくりやってきたんじゃないの~。”・・・ですよねぇ、私もです!
    その子その子の障碍の度合いや、表れる行動の違いで、関わる側の忍耐もそれぞれだと思いますが、
    でも私は、問題行動がある子ほど、切り込むチャンスが多いのでは?と思っています。
    まさしくうちの子がそうで、それを一つ一つ理論的に考えて、対処してきたことが、今のこの生活につながっていると思います。
    まあそれでも、年1回位のペースで新しい課題を与えてくれますが・・・。
    2006年08月25日 13:59
  • こうまま

    >でも私は、問題行動がある子ほど、切り込むチャンスが多いのでは?と思っています。

    ええっっ
    そうなのですか??
    こうくんは氷山の海面下が不鮮明で、なかなか対処が出来ないことが多いのですが・・・
    でも、アクションおこさないとどうにもならないので頑張ってる感じはあります。
    刺激的な人生ですよねぇぇぇ
    2006年08月26日 00:22

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