2006年08月31日

TEACCH視察研修報告5

【重度者の日中活動の場】

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クリエイティブ・リビング
自閉症協会の運営する日中活動の場。
視察の中の位置づけとしては、1対1の援助付き就労の例として紹介されたが、実際は就労支援の意味合いは薄く、ボランティアベース(無給)の作業がメインで、重度の方のディサービスという印象。
もともとは親たちが重度の子のための学校卒業後の日中活動の場を求めて建てたもの。
ほぼ1対1で支援者がつき、かなり重い方が活動していた。
ただし、この地域に住んで通っている方達なので、小さい頃から視覚支援を受けており、実物提示の方はいない。
タスクもかなり初歩的なものが多く、ここに通う方の障害の重さを想像させる。


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食べ物を選ぶボード
このタイプは、かなり多くありました。
このレベルはやっぱ、食べ物しかないって感じ?(爆)

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スケジュールボードですが、カードが二重になってたので、使い方を聞いてみたら、2枚一緒に持っていって、活動場所で分けて使うとの事。

例えば↓
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なるほど
手洗いとランチはセットですものねぇ。

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作業の合間にアクティビティなのか、アクティビティの合間に作業なのか・・
おもちゃ、充実してます!!

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パズル柄のマグネットリボンの発送作業のワークシステム

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駐車場に止まってた車にも・・

当たり前ですが
最重度の子は最重度のまま成人します。
障害自体が軽くなったりはしないのです。
そのままで快適に過ごせるような「手だて」や「環境」を考えるのです。

それでいいんです。

何か、自分に言い聞かせてどうするって感じですが。
私にとっては、原点に戻ったという感じのする施設でした。


この記事を書くために、私には時間が必要でした。
ここに通ってる方達は、何しろ小さい頃からノースカロライナのTEACCH部で療育を受けて来た方達なわけですから。
その事実を正面から受け止めないと前には進めません。

中途半端な気持ちで書いているわけではありませんが、あくまで、私見ですので、疑問のある方はどうぞご自分で確かめてきて下さい。




posted by こうまま at 10:32| Comment(5) | TrackBack(0) | TEACCH部視察研修 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>最重度の子は最重度のまま成人します。
障害自体が軽くなったりはしないのです。
そのままで快適に過ごせるような「手だて」や「環境」を考えるのです。

そうなんですよね。息子の場合は高1なので、もうできることとできないことを見極めて、できることで生活を組み立てなければならないのですが・・。これがなかなか難しいもんです。

成人の方のアクティビティ(おもちゃ)はどんなものが多かったのかちょっと気になります^^

貴重なレポートありがとうございました。おまけコーナーも楽しみにしています~。
Posted by コアラ at 2006年08月31日 17:15
我が子も最重度で、全くマークもなにも区別がつかなくて、感覚遊びだった5歳のとき。
身辺自立もできないし・・・
でもね、そんな子供を育てる方法を教えてくれるところがこの日本にありました。

子供って、障害の重さは変わらないけど学んでいけます。
文字を今は少しずつ理解しています。身辺自立もできるようになりました。
こうままさんも、諦めないで欲しいな~

伸びないのは子供のせい、とするのではなくて、TEACCHも「それはアプローチの仕方が悪いのでは?」とフィードバックして欲しいです。
脳は変化していきます。ゆっくりでもね♪必ず発達する。その方法が難しいんだけど・・・
Posted by たま at 2006年08月31日 22:31
◇コアラさん
ん~とねぇ
マジでトイザラスに売ってる2~3才用のおもちゃ。
私、ひっくり返ったもの(笑)

◇たまさん
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
お子さんは10歳の時も感覚遊びだったのでしょうか?
5才で感覚遊び&身辺自立できてない、というのは最重度でなくてもフツーにいると思います。
私の友人のお子さんは4才まで発語が全くなくオムツしていて食事も手づかみで重度判定でしたが、8才の今はIQが100超えた「高機能自閉」の診断になって療育手帳がなくなっちゃいました。
療育などは一切していなかったですけども6才から一気に伸びましたね~。
そういう例も結構あります。
私は諦めているのではなく、こうくんに無理させてしまったことを後悔していて、こうくんの現状をきちんと観察して把握して前に進みたいと思っています。
障害は軽くなったりはしないけど、もちろん学んでいきます。
でも、限界があるのです。
無理なものは無理なのです。
おそらく、どれだけ頑張ったとしても、例えば最高のABA実践家のセッションを受けたとしても、こうくんが文字を理解することはないと思います。
たまさんのお子さんが健常児にならない(これって無理でしょう?)のと同じように、こうくんはたまさんのお子さんのようにはならないのです。

こうくんはこうくんです。
私は全然諦めてなんかいません。
というか・・今まで以上に前向きです。
無茶や無理はしないというだけです。
Posted by こうまま at 2006年08月31日 23:38
>マジでトイザラスに売ってる2~3才用のおもちゃ。私、ひっくり返ったもの(笑)

あはは・・やっぱりそうでしたか。   ちょっと自信ついたかも~^^
Posted by コアラ at 2006年08月31日 23:56
文字を理解できないかもしれないけれど、見分ける事は してるんじゃないかなぁ~~
周囲の文字やピクト全てを弁別(←でよいのかな?)してないかもしれないけど、今は。
うまく言えないですが、こうくんの認知は深いと思います。
懐中電灯みたいな坊主とは違う、レーダーみたいな感触があるというか。ホントに瞬時に全てを悟るというか。
定型児のようにフツーに“理解”してないのかもしれないけど。本人が行動にフィードバックするか・できるか、それがムズカシイと 坊主もですが、思います。
私、マジで「坊主はしゃべらない」と思ってました。それでかまわん、と。
で。話すのは無理だけど多少は“言う”ようになった坊主を見ると、『無茶や無理をしない』って、双方に大切だったなぁ、と。
>というか‥今まで以上に前向きです。
これから、どんなチャレンジがあるのかワクワクです☆
Posted by あられ at 2006年09月01日 06:34
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