2012年01月20日

感覚統合は対人関係を促すのね!

豊橋のこども発達センターで
岩永竜一郎先生の講演会があったので参加してきました。
感覚統合で著名な先生です。
募集開始から1週間で250名くらい集まってしまって
主催者が大慌てで募集を打ち切ったくらい大人気の講演会でした。

感覚統合については、
昨年小松則登先生をお呼びして勉強したこともあり
ゆうのスタッフに希望者募ったら19名も参加希望がありました。
速攻で取りまとめて良かった~(エライゾ、ぢぶん)

岩永先生のお話の中で
「日本ではこれまで発達障がいのある子どもへの訓練としては、感覚統合はあまりメジャーではなかったが・・」というくだりがあって
へ~、そうだったのか~。
と意外に感じた。

私は時々そういうのがある。
こうくんが診断されたのがアメリカで、アメリカの通園施設に通い
日本のいわゆる「療育」と言われているものを経験せずに養護学校に入学したせいだと思う。
ちょっとずれてることがある。
「なんで養護学校でお菓子をPECSの好子に使えないの?(全く理由がわからない)」とか(爆)

私にとって「感覚統合」は
PECSとともに、こうくんの一番最初の個別支援計画の中で提案されたものだった。
IEPミーティングの時に
「こうくんにはPECSとSI(Sensory Integration)が効果があると思われるので取り入れていく」と言われて、
PECSはすでにイリノイ州立大学のスピーチクリニックでやっていたので知っていたけれど
Sensory Integrationというのは初めてきいたので
「何それ?」と思って必死に辞書で引いたら「感覚統合」って出てきた。
感覚を統合する?なんじゃいそれ?
もっとわからなくなって
必死にネットで探したけど、13年前は全くヒットしなかったですねぇ・・・。
っていうか
パソコン通信からインターネットに代わるあたりだったもんねぇ。

岩永先生も講演の中で
「PECSで要求を引き出しながら感覚を入れていくのもいいですね」ということをおっしゃっていて、こうくんに提案されていたのも、まさにそれだったんだなぁと。
今さらですが。

ただ、
残念なことに、それから1年で帰国になってしまい
当時(10年前)の日本には
感覚統合に関しての本は専門的なものしかなくて(私が探せなかっただけかもしれませんが)
私みたいな知識のない親がカンタンに読める物はなかったし
PECSに至っては、医者もその単語すら知らず(別な地域ではご存知の方ももちろんいましたが)
日本語訳どころか、英語のマニュアルもまだ80ページくらいしかないという状況だった。
なので
私はひとりで細々とPECSの英語のマニュアルを解読したり
感覚統合の本を見ながら、見よう見まねでこうくんと遊んでいた。
っていうか
センソリーを入れなかったら、こうくんとの「やりとり」はできなかった。
こちらにベクトルが向かなかったから
せっせとセンソリーを入れて惹きつけながら遊んでいた。

こうくんの対人関係の良さ(機能レベルの割に・・ってことですが)は
この感覚統合もどきで育まれてきたのかもしれないなぁ。
あ~あ。
もっと、私がきちんと感覚統合理論を理解してやれてたらよかったのにな~。
まぁ、今言っても仕方ないけど。

なので
岩永先生のおっしゃっていた「生活の中に好きな感覚を入れていく」というのはすごく納得できた。

で、帰宅して昔の写真を見ていたらセンソリー関連がいっぱいあった(爆)

SI-2.bmp SI-1.bmp
「こうくんやれるもんならやってみろ2LDK増築」でできたこうくんの部屋
すぐにボールプールのネットが破壊されたので、こう父が木枠を作ってくれた。

SI-10.bmp SI-5.bmp
部屋の中ではバランスボールが椅子代わり
外出時はハーネスでバギーに固定(すごく気持ちよさそうだった)

SI-8.bmp SI-9.bmp
リビングはアスレチック状態。

SI-7.bmp SI-6.bmp
粉粉遊びも水遊びもとことんやっていた・・・

SI-11.bmp si-12.bmp
アメリカではお米やパスタがセンソリーアイテムとしてごくフツーに使われていました。
でも、日本ではちょっと無理(特に我が家はじじばばと同居)なので、木くずでやってました。

SI-3.bmp
テンプル・グランデンさんの締め付け機の写真をみて思い出した1枚(爆)

SI-13.bmp
そういや、こんな遊びもよくやってました。

そして
SI-4.bmp
ついにはブランコハンモックを天井からつるしていました。
当時の動画が残っていたのでアップします。
どっちも20秒ほどですが、スゴイです・・・・。

http://www.youtube.com/watch?v=2BuxEnvUuBk

http://www.youtube.com/watch?v=roVQA2bhCsE

175センチを超えた今では絶対にできないことですが
私もそうとうこう父に無茶な注文してたんだなぁと思います。

こうくんは、
言葉もないし絵も写真も理解できないけど
「人とのやりとりはすごく上手」とよく言われます。

こうくんの対人コミュニケーションが伸びたのは
こう父の大工仕事のおかげでもあることが今回良くわかりました。
こう父、ホントにありがとね!!!
posted by こうまま at 00:00| Comment(14) | TrackBack(0) | 子育て・子育ち | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こうままさん、こんにちは。
レインボーはうすで息子についてご相談させていただきましたが、こちらにコメントさせていただくのは初めてです。よろしくお願いします。
家の小僧はトランポリンが大好きで、ガッシャンガッシャンと良い音をさせて楽しんでいます!
ただ…深夜2時3時に良い音をさせるのは避けてほしいですけどね(爆)。
将来、笑い話になればいいなと思っています。
また、たくさん勉強させてください。
Posted by たいパパ at 2012年01月22日 11:09
◇たいパパさん
トランポリン、ホント好きですよね。

ただ、夜中2時3時はキツイですよね・・・・。
お察しします。
夜は使わないように交渉したりして制御できるようになるといいですよね~。

私は専門的なことはよくわからないのですが、多分「感覚を楽しみながら他人とやりとりする」というのを普段心がけるだけで、随分と違ってくると思います。

Posted by こうまま at 2012年01月22日 11:21
自閉症の本質的な問題が『感覚統合』と関係している事を知っていれば日常の支援がぐ~んとしやすくなりますよね。
その子の好きな感覚と苦手な感覚を知っていれば対応も楽になると思います♪テンプル・グランディンさんの『自閉症感覚(NHK出版)』とか親や支援者が読んでこの人達の感覚の世界を知って理解してくれたら嬉しいな。

Posted by サポ母 at 2012年01月22日 12:05
◇サポ母さん
私は、最初に「やるといいよ」と教わったのがPECSとSIだったので、恵まれていたと思います。
ま、絵カードは使えるようにならなかったけど、やりとりはできるようになったからね~。
Posted by こうまま at 2012年01月22日 19:32
私の場合、最初に教わったのは手法ではなくてREIKOさんからは『やりとりの出来る関係の中にある幸福に気づいて』というメッセージとこうままさんからは『どんなに重い子にだって必ず道があるよ』というメッセージでした。
そこに向かって目の前の子供にあったやり方で日々普通に暮らしている感じでしょうか。療育て『その人の心を壊さずにその人らしく普通に生きていけるようにお手伝いしていく事』だと私は思っています。
Posted by サポ母 at 2012年01月22日 22:36
http://www.sensoryuniversity.com/
ここ面白いですよ。
私も今、sensory proceeding disorderの本(アメリカ本)読みはじめています。
フランスで知ってる人はすごく少ないです。
私はたまたま前に読んだカナダの本で知りました。
アメリカ、カナダでは、自閉症とsensory proceeding disorderを分けてるみたいです。ヤッパリ進んでますよね~、アメリカは...。
Posted by Gabrielle at 2012年01月22日 22:53
お疲れ様です。
岩永先生、一昨年だったかな?
下関にも来られました。しかし250名とはすごいです~
感覚統合!次男に是非!と言われましたが、市内にはその施設が無く・・・
わざわざ高速飛ばしていく気力の無い時代でした。
今なら・・・この年でも走るかも知れませんwww
Posted by ごるご at 2012年01月23日 12:28
◇サポ母さん
普通に暮らす
って、良い表現ですね~。

◇Gabrielleさん
うわ~。
トランポリンに囲いがしてあるヤツ、昔だったら絶対買ってた!!(爆)
いいのがいっぱいですね。

日本はいろいろひっくるめて「発達障がい」ってしているので、ちょっとどうなのかなぁって感じはあります。

◇ごるちゃん
そうそう。
私も帰国後、高速飛ばして2時間のところに数回通って疲れ果て、「これなら家で毎日やったほうがいい」って思ったよ~。
Posted by こうまま at 2012年01月23日 20:32
>「これなら家で毎日やったほうがいい」・・・

 まさにその通り!!
「感覚統合」っていうと、すぐ『訓練!』っていうイメージになっちゃうんだけど、日常生活の中で、『感覚統合』の要素を意識して取り組めることはたくさんあると思います。
(ま、こうまま家のようには無理ですが~(~o~)爆)

 『感覚統合の視点』で子どもを捉えるのって、とっても大切だと思っています。

 例えば、ただ体の使い方がヘタクソな(コントロールできない)だけなのに、『乱暴な子!言うこと聞かない子!』って誤解されてる子がたくさんいるんじゃないかしらん?

 (…考えてみたら、私が初めて感覚統合のお話を聴いたのが13年前でした。
まさに「目からウロコ落ちまくり」で、初めて息子のつらさが実感できたというか、ストンと腑に落ちたというか…受容というより“自然体になれた”という感動がありました。)

『天井からハンモック』は無理でも、普段の遊び方を広げるような工夫をしたり、お手伝いをしてもらったり…、日々の生活の中でちょっと意識するだけで、関わり方が変わってくると思います。


  PS.やっぱり、こうくん、かわゆいね♪♪




 
Posted by しましま at 2012年01月23日 21:33
◇師匠
そうなんですねぇぇぇ・・・
13年前に、師匠はちゃんと日本で情報ゲットしていらっしゃったのですねぇ・・・
さすが。

まさに「感覚統合の視点」で子どもを捉えるってのが大事ですよね。
日常生活で意識して関わってみる。
「訓練に通う」ってことじゃなくて。
そういうことですよねぇぇぇ~~~。
Posted by こうまま at 2012年01月24日 16:48
(たびたびスミマセン)
今でこそ、TVでも発達障害の特集が組まれていますが、十数年前にはNHKの「こどもの療育相談」という番組が、LD(発達障害)を取り上げていた唯一の番組で、必死に観ていました。
その番組に出ておられたのが、SIのスペシャリスト土田玲子先生(現・感覚統合学会会長)でした。

 一番最初に感覚統合の基礎を教えてくださったのは小松先生でしたが、その後、LD学会等で土田先生のお話も聴くことができ、子どもが小学生のうちに感覚統合を知ることができて、本当に私たち親子は救われたと思っています。

(残念ながら、訓練は受けられなかったけれど、「感覚統合の視点」で子どもを理解したことで、息子を追い詰めずに済みました。)

発達障害の支援に「感覚統合の視点」は必須だと思います♪
(私も門前の小僧さん程度の知識ですが~(^_^;)汗)
Posted by しましま at 2012年01月24日 19:58
◇師匠
やっぱり、情報は自分でつかみ取って、知識も入れていくのは大事な事ですよね。
待っていては情報も知識も入ってきません。

ただ、情報をお伝えするのではなく、どうゲットするかをお伝えできるようにしないと・・・って師匠のコメント読んで思いました。
Posted by こうまま at 2012年01月24日 20:44
私もたびたびスミマセンm(__)m
『感覚統合の視点』で日常を見るのて素敵ですね!この視点で見ると最初に通うであろう療育の場所の遊び方の教室や母子通園施設のプログラムて親子に負担がかからずに感覚統合出来るように上手に工夫されていますよね♪
もちろん施設によって理念はいろいろでしょうが…ひとつひとつのプログラムの狙いが解ればその時期に無理して訓練通いしないと思うのですがさりげなすぎて見過ごされてしまいやすいですよね(>_<)
OTの訓練も子供のレベルアップ目的よりも子供の特性を聞いたり日常生活に取り入れられる事を親が勉強しに行く感じで十分だと思います。
私は木村順先生の『育てにくい子にはわけがある』を読んで、子供の状態を把握しないで親がじたばたしても無理なんだ~てストンと納得しました(^_^;)
Posted by サポ母 at 2012年01月24日 22:19
◇サポ母さん
そうそう、まさにそうなの。
めっちゃ考えたプログラムなのに「こんなのやって何になるの~」って思っちゃったりする(私がそうでした)
理由がわかると「そうだったのか~~~」ってわかるんだけど。
やっぱ、多少の知識は要りますよね。
Posted by こうまま at 2012年01月25日 21:29
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