2012年01月27日

特性の理解って・・

こうくんに関する、とある調査で
「昨年の春休みに崩れて、かなり荒れてしまって、戻すのに数ヶ月かかった」
という話をしたら
「やっぱり、環境の変化に弱いんですね」
と言われ
「いえ。違います。対応に一貫性がなかったからで、私の準備不足のせいです。」
と言った後
人の対応も環境の一つだから、環境の変化っていえば変化か~と思い直した。

でも、多分
調査担当者の言った「環境の変化」はそういう意味じゃない。
おそらく
いつもは学校に行くのに
長期のお休みで家にいたり慣れない施設に行ったりしたから
という意味で言っていたと思う。

自閉症の人は環境の変化に弱いからね~、ってすぐ言われる。
でも、
私たちだって、突然地雷がいっぱいのカンボジアの奥地とかに連れて行かれたら
めっちゃ怖くて精神不安定になると思う。

環境の変化に弱いのなんて誰でもそうじゃん?

言葉の通じない文化の違う外国で
日本食レストランを見つけるとホッとするし
マック見つけたら、そんなにハンバーガーが好きじゃなくても入っちゃう。
そんなもんでしょ。

場所が違ったって
「同じシステム」や「わかるもの」があれば
こうくんは全然大丈夫。

こうくんが荒れたのは場所の変化のせいじゃない
わかるシステムがなかったり
いつも使ってるコミュニケーションが通じなかったり
そういうことで荒れたんだ。
だから
それを整えてあげられなかった私のせいなんだ。
「環境の変化に弱い自閉症のこうくん」のせいじゃない。

自閉症の特性を理解して支援しましょう
って
最近は
一つ覚えみたいにだれでもどこでも言う。

何か、そう言っておけばまちがいはない。
みたいな・・・

もちろん
それは正しいと思うし
有り難い事だと思う。

でも言葉だけが一人歩きして
中身が伴っていなかったり
勘違いしていたり・・・・
うまく表現できないけれど
何か違う!!って思う時が結構ある。

「え?どうして自閉症なのに絵カードがわからないの?」
って言われて目が点になったのとはちょっと質もレベルもちがってきている気がする。

とってもヤバイ気がしているのは
私だけなんだろうか。

う~ん。

どなたか、私のこのもやもやを何とかしてくれませんか・・・・。
posted by こうまま at 19:03| Comment(7) | TrackBack(0) | オピニオン | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
自分の支援の方法論の理屈が通らないから言っているだけじゃないですか?
結局、自閉症の○○さん とか 高次脳機能障害の○○さん っていう発想に問題があるような気がします。
発達障害の特性とか自閉症の特性ではなく、○○さんの特性というところまで、いかないと、本当の意味での特性理解にならないのではないでしょうか。
ほんとうに、みんな「自閉っぽいとか」「アスペっぽい」とか、いうじゃないですか。
僕は嫌いです。
Posted by とみた at 2012年01月27日 22:00
おばんです。

自閉症であるまえに、「こうくん」という一人の人間です。
自閉症の特性云々よりも大切なのは、「こうくん」の本質特性なんじゃないかと・・・・。

きらは、自閉症の専門家よりも、山やクライミングや海などアウトドアの専門家と気が合います。彼らは、まず、きら本人と向き合います。そこには、気を抜くと命も奪われかねない自然といつも対峙している真剣さで向き合います。(もちろん見た目はソフトですが・・・)
そして、そこに自閉症の特性を入れこんでいきます。
優先順位を間違うと「いずい」「本質からそれた」支援になるような気がします。
等と、不勉強な私が言える台詞じゃないけれど・・。
Posted by きらママ at 2012年01月27日 22:22
>「環境の変化に弱い自閉症のこうくん」のせいじゃない。

同感です。
不安にさせてしまったり、混乱させてしまったりした時に、「分かりにくかったかな?」「伝え方が悪かったかな?」って自分の対応や環境調整を振り返ることができなければ、いい支援なんてできません。
「特性を理解」しているのではなく「特性のせい」にしているだけのように思います。
本当に、ヤバイです。。。
Posted by 岡じゅん at 2012年01月27日 22:24
ああ。いずこも同じ冬の夕暮れなんて。
ここフランスでも、「あ、自閉症だから、不安がってるのね。」ちがうっつーの、不安になる理由があるから不安になってるんであって、器質的に不安になんてなりませんよ、誰も!
みなさんがおっしゃっている通り、そう言っとけば、一番楽だから。
それ以上考えたり、模索しないですみますからね~、親と違ってその場限りのお付き合いの方々は。
想像力の欠如というヤツですね。
Posted by Gabrielle at 2012年01月28日 08:20
みなさま
コメント、ありがとうございます。

私が感じていた違和感は
まさに岡じゅんさんが書かれている

>「特性を理解」しているのではなく「特性のせい」にしているだけ

これだと確信しました。
ものすごく納得してストンと落ちました。
岡じゅんさん、感謝デス。

一般の方は「自閉症だから不安なのね」で、もちろんいい。
ってか、理解ありすぎ。
「なんかわからんけど、理由があるんやろな」で十分(うちのキャラバンが目指してるのはここ)
親としては、「何あれ?へんなの」じゃなければ、もう、本当に有り難いです。

でも、
支援者や専門家や障がい福祉に関わる行政の方が、それでは困るのです。
「特性にせい」で終わっては絶対に絶対に困るのです。

特に本人に関わる支援者の方には、とみたさんやきらママさんが指摘してくださっている「本人の特性」まで理解して関わって欲しいなぁと切に思います。
Posted by こうまま at 2012年01月28日 10:01
おいらたちの仕事は人対人なので、その人を理解しなきゃできないはずなんですよ…
利用者さんが相手でも職員同士でも相手を理解していないと上手くいかない訳で、ある意味人間関係の基本かも…
こうままさんがもやもやしちゃったような事がないよう気をつけなきゃ…
Posted by お~たき at 2012年01月29日 15:46
◇お~たきさん
その人の理解
ホント、そうですよね。
Posted by こうまま at 2012年01月29日 20:43
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