2012年08月07日

夏期研修in岡山

今日は、朝5時起きで、一路岡山へ。
岡山県の小中学校教育研究部の「給食部」という部会の研究会です。

最初にご依頼を頂いた際
「私は、給食に関する話しはできないのですが・・・」と辞退させて頂いたのですが
2006年の夏にノースカロライナでご一緒し
その後もカンファレンスでご一緒したり
岡山での1人キャラバン公演にも来て下さった池田校長先生が推薦して下さったものだったので、頑張ってお受けした研修でした。

研修の準備をする中で、私自身いろいろな学びがありました。
新しい内容の時は、毎回とよっちにチェックしてもらうのですが
実は、ほぼ出来上がったスライドを4日前に削除してしまうと言う大失態を犯した私。
気を取り直して再度作り直したのですが、作り直して大正解でした!!

前回は給食時の不適切行動のいくつかを氷山モデルで解説していくという感じだったのですが
新しく作ったスライドは、基本の考え方は同じですが
違い(特性)→給食場面で想定されること→具体的な対応
というシンプルなものになりました。
特性も、あまりいっぱい挙げずに
給食場面で特に問題になりそうな感覚の特異性にスポットをあてて組み立てました。

うん、いい感じにまとまったぜ~と思って、とよっちにチェックしてもらったら
「食事は楽しむもの」「コミュニケーションを引き出す場」という、私がすっ飛ばしていた大事な視点を指摘してもらうことができました。
1人で考えてると偏るので、こういうのは本当に助かります。
偏食指導のトコでも
「わがままか特性かの見極めがムズカシイ」
「周りへの説明がムズカシイ(シメシガツカナイ)」
を説明するスライドを入れたのですが
とても的確なアドバイスがもらえました。
とよっちのこの辺りの支援センスはホントにスゴイって思います。

okayama-1.bmp
県内の学校給食に関わる方たち200名くらいが参加してくださっていました。
管理栄養士の方達が、児童生徒に「食育指導」をされているのですね。
その中で「発達障害」の子どもたちへの対応の難しさがクローズアップされてきて
今回の私への依頼になった訳です。

質疑応答でもステキな質問を頂きました。
食べられないものが多いアスペの男の子に「そもそも、なぜ人間は食べなくちゃイケナイのか?」と聞かれ「将来、みんなと同じ物が食べられないと困るでしょ。」と説明したが腑に落ちない様子。どう説明したらいいですか?って。

あるある。わかる~。
取り組んで下さってるから出てくる質問だな~って思いました。

レジュメに「物事の捉え方の違い」には「論理的・科学的な説明を具体的に」と書きました。
それが、そのまま当てはまる事例だと思います。

偏食のある発達障がいのある子への給食(摂食)指導って
感覚の特異性と記憶の特性がくっつくるエライコトになります。
なので
その辺りはねっとり、じわりじわり、
エピソードやたとえ話を駆使して
具体的に感覚がイメージできる様にお話ししたので(こ~ゆ~のはめっちゃ得意♪)
伝わったんじゃないかな~と思います。
池田先生もが講演後に「管理栄養士の方達にとっては衝撃的だったと思う」とプラスの意味に評価して下さいました。
こういう場に、発達障害のことをわかっている方がいて内容を評価していただけるのは本当に有り難いです。
間違ったことを言ってなかったかお聞きして、アドバイスを頂くようにしています。

okayama-2.bmp
私を御推挙下さった池田校長先生と。
来年、御退官後は自閉症サポートの私塾をされるそうです。
ステキです!!

posted by こうまま at 19:45| Comment(2) | TrackBack(0) | こうままのお仕事 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 こうままさんの新しい内容の講演へのチャレンジを精力的に行う姿勢に敬服します。時間と手間は数倍かかるのに、その姿勢にいつも助けられます。
 一本しっかり掘り下げたものがあるから、新しい分野でも上手くいくのですね。
 自分も給食は一番の楽しみでしたから、食事を楽しいと実感できるようにするのが特別支援の食育で一番大切なことだと思います。そこからコミュニケーション、感謝へと続くのだと思います。
 指導する側が理想の形とのギャップを解消しようとすると上手くいかないです。(目立つのはそこだけど)
 給食を通して伝えたい本質を感じてもらうための噛み砕き(状況作り)をするのが大人の役目とおもいます。
 学校での給食の問題は発生しやすく、子どもにとって大きい問題なので、大切なこととおもいます。
 しかし、そこに問題意識を持って講演依頼される教育現場があるということに感動しました。
 きっと、給食を楽しみにする子が増えることにつながっていくことでしょう。
Posted by hanajima父 at 2012年08月08日 21:10
◇hanajima父さま
そうなんです。
私も「給食部会」で呼ばれたことにすごく感動したんです。
管理栄養士さん達に「栄養はサプリメントでも補えるけど、トラウマは消せない」と言ってしまった責任があるので、追っかけていきたいテーマだなと思っています。
「給食部会」ってあるんですね~。
全国的に「管理栄養士」は学校に配置されていて、食育の授業もしているそうです。
愛知ではどういう状況なのか、調べてみようと思っています。
Posted by こうまま at 2012年08月08日 22:11
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