2日前に大量の殻付牡蠣が届いた。(殻の剥き方の手順書と道具付きで)


「うらと海の子一口オーナ制度」に申し込んでいたことを思い出した。
あの震災で、長い年月をかけて揃えてきた漁業資材や設備を失い、漁業を辞めるしかない方達を守るために作られた制度。
「支援金は主に漁業資材の購入・漁業設備の修繕に充てる」と書いてあって、お金は仕事を再開するために使ってもらうのが一番いいと思っていたので、迷わず速攻で数口振り込んだ。
海産物が収穫できるようになったら「殻付牡蠣もしくは剥き牡蠣・焼き海苔・ワカメ等」が送られてくると書いてあったので、「牡蠣は困る(苦手なので)から、焼き海苔がいいな~」なんて思いながら、海産物が送られてきたら、港が復興したってことだよね、なんて考えていた。
牡蠣は送られてきた。


こう父が真剣に剥いてくれたので、すぐに牡蠣フライにした。
牡蠣はちょっと苦手な私でも、とっても美味しかった(お世辞ではなく本当に)。
すごい大量だったけど、すっかり食べきってしまった。
牡蠣は送られてきた。
牡蠣の水揚げは再開されたと言うことだ。
でも
復興などしていない。
そんな甘い話ではなかったのだ。
港は再開されても、人が戻ってこない。
働ける人が建設現場に流れているから、人手がない。
そんな港が多いらしい。
もう2年。
まだ2年。
やっと2年。
黙祷。
日本人にとって忘れてはならない日、3月11日。
我が家にとってはもう一つの意味があります。

こう父
お誕生日、おめでとう!!
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