2013年06月06日

同じ「こども」ですから~

今日は「訪問療育」と呼ばれている事業に参加してきました。
これもまた、先日「ゆうでやります」と宣言した土曜日フォローアップと同じく、本来のひまわり園の事業(母子通園事業)ではないので、ゆうの持ち出しでございます。
一銭にもなりませんが、保育園との連携のために、出来る限りスケジュール調整して参加するようにと前任者とよっちからのキビシイお達しがあったので、今日もホントはひまわり園で私担当のお仕事があったのに、SAYOちゃんに交代してもらって参加しました。

訪問療育。
正式名称は「障害児者地域療育等支援事業」(名称変えたらいいのに。)

この地域では、障害児指定保育園(通称:加配園)に行って、ケース検討する中で地域連携を深めたりする事業、という印象です。
私は「療育施設の園長」として参加しました。

今日伺った保育園は、人数がすっごく多いのに
物理的構造化や視覚的支援を上手に取り入れていて、
発達が気になるお子さんはいっぱいいるのにも関わらず
子どもたちが大人数の中でもかなり落ち着いて活動ができていました。
どこで何をどんな順番ですればいいのかが自然とわかる構造になっていて、素晴らしかったです。

いや~
知らないうちに、豊川市の保育園も随分レベルアップしたんだなぁ~
と感心してしまいました。

おそらく
豊川に「単独通園施設」がないために
療育が必要なお子さんが 保育園に通っている現状の中
現場は必死に勉強したり工夫して頑張ってきたんだろうなぁと・・・
(だから、単独通園施設がなくてもいいって事じゃないですよ。絶対要ります。)

そう言えば
田原の小学校を巡回していたときも同じ事を思いました。
養護学校があまりに遠いので、障害が結構重くても地元の小学校に通うお子さんが多く
小学校の特別支援級の先生方がとっても熱心に学ばれていました。

その地域によってリソースが違うから
ないところはないなりに、そういう文化が出来上がるんだろうな。
そんなことを思った「訪問療育」でした。

しかし・・・・
集まった保育士さんたちの自己紹介が「今年から障害児担当になって」とか「うちは障害児指定園じゃないので障害の子はいないんですけど気になる子はいて」とか・・・
「障害」「障害」連呼するのに、ちょっと違和感。

加配保育士の正式名称が「障害児担当保育士」らしいので、仕方ないんですが、変な名前!!(Facebookに書いたら、他県の福祉関係の方達が何それ?初めて聞いた~。違和感ある~ってコメントくださいました。)

「障害児指定保育園」ていう名前も、ホント、センスない!(この名称も、他県の方が初めて聞いたと言っていました。全国区の名称じゃないんですね。)

同じ「こども」なのに、そうやって行政が「健常」か「障害」かで担当窓口まで「区別」するから、母は「障害児産んでごめんなさい・・」みたいな気持ちになっちゃう。
こんな時期から「障害」ってレッテル貼って「区別」して、親を苦しめて何の得があるんだろう。
さっぱりわからん!!
私から見たら、どの子も「ちょっと丁寧にかかわってあげたほうがいい、配慮のいる子たち」って感じですけどもねぇ・・・。

ってことで。
お隣の新城市「こども園」を
思いっきり支持して応援している私です。
「名称」ってすごく大事だと思う。

posted by こうまま at 18:00| Comment(14) | TrackBack(0) | こうままのお仕事 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
たしかに変な名称ですよね。何か特別なことやってるみたいに聞こえますね。
一人ひとりの子どもの発達に合わせた保育が当たり前なのに。
そういう私もかつては障害児担当~なんて位置づけられてたなぁ…。
「加配」も変だね。そんな風に分けないでも保育はできると思う。
人間って言葉に頼るから、いつのまにか行動も考え方も言葉通りになってしまう。「名称」って大事ですね。
Posted by 岡じゅん at 2013年06月06日 21:37
名は体を表す。
たがら、名称はとても大切です。
行政の人はいつもの行政用語の感覚で、それが普通だと思って使っているのでしょうか。危ないですね。
ところで、新城市を褒めていただき、新城市民としては嬉しい限りです。
Posted by 長坂 at 2013年06月07日 08:37
アスペルガーの子を育てています。
発達障害と分かったのは中学生になる頃です。
障害だ、と言われ「私の育て方のせいじゃなかった」と楽になりました。
障害があるのは事実で、障害とつけば支援が受けらる、付かなければ困っていても助けてもらえない、
そのような状況だから障害児と呼ばれてもいいです。
障害者と呼ばれて差別だけされて支援がないのはイヤですが。
障害児と呼ばれないで助けて貰えるなら、それが一番幸せかもしれません。
Posted by AS児の母 at 2013年06月07日 12:05
同感です。
ちょっとズレますが
自閉ちゃんとか
アスペちゃんとか言われるのも
腹がたつ、母であります…。
親の立場 その人の立場に立つって難しいですが
少しでも 精神的ダメージは減らしたいです。
Posted by こでまり at 2013年06月07日 18:04
◇岡じゅんさん
やっぱ、変ですよね?
みんな慣れると平気になってしまうみたいですが、私はいつまでたっても慣れなくて、帰国直後に違和感を持った「母子通園」も「療育」も未だに違和感あります。
そんな私が、母子通園の園長やってるなんて・・・それのほうが「変でしょ」って感じですよね。
ちょっとコツの要る、丁寧な子育てしてるだけなのに。。。
同じように産んだのに、なんで分けられちゃうのかな・・・・

◇長坂さん
ありがとうございます。
保育園児なんて、障害の有無関係なくみんな手がかかるんだから、みんなそれぞれに丁寧な配慮がいるって思います。
現場はそういう気持ちで保育してくださっている方が多いです。
なのに「加配保育士がついてる子=障害児」みたいな言われ方が何ともきつかったです。
実際、診断名はない子もいるのに・・・・
ちがう表現にしてほしいなぁと切に思いました。
次回は具体的な提案が出来るように準備して伺いたいと思います。

◇AS児の母さん
障害児とレッテル貼られずに配慮してもらえるのが一番いいですよね。
昔、こうくんがものすごく大変で、空港でベビーカーが絶対必要だった頃、アメリカでは何も理由は説明しなくても(障害があると言わなくても)「必要なので」で使えたのに、日本ではいくら説明してもとシップサイドにベビーカーを出してくれませんでした。
本人の必要制より「規定」が優先されるお国柄なので配慮してもらうには「障害児」というレッテルがいるのでしょうね・・・・。

◇こでまりさん
同感です。
その人の立場になってみないと、絶対わからないですよね。
「何もわからないんだ」ということを知っていて欲しいと思います。
謙虚に「わからない」って言ってくれたら説明できるのにって思います。
Posted by こうまま at 2013年06月07日 19:56
本当にナニソレ?です。
本気でつけましたか?真面目につけましたか?と尋ねたい「障害児担当保育士」。愛情のカケラも感じられません。
自分たちに分かればいいとしか感じられません。
想像力が足りなすぎますね。これは一刻も早急に変えてください。お願いいたします。

他にもいくつもありますおかしな名称。はじめが肝心だなあとつくづく思います。

いろいろなことの始まりの時をもっと大事にしてくださいますよう切に心からお願いいたします。

・・・と、こうままさんのところでハアハアしてしまいましたm(_ _)m


Posted by たかの at 2013年06月08日 10:18
ストンと胸におちました。

障害があるから→「障害児」って、何も考えずに
フツーに使いがちですが、
「その人の立場になってみないと、絶対わからないですよね」って、本当にそうですね。

高機能広汎性発達障害に限りなくグレーなわが子。
正直なところ、親は「障害」と解釈して、ある意味ホッとした面もあります。AS児の母さんが書かれているように、「障害児」とすれば担任の先生が納得するということがあったので。(自閉症などが世間で取り上げられてきた頃なので、叱って矯正する、親の育て方が甘いという非難はとりあえず回避されました)

でも、子供には失礼な話ですよね。コミュニケーションが下手でも、理解力は高く繊細な子供なので、受診をすすめても断固拒否、結局診断はありません。
「納得」した先生・学校から、特に支援はなかったですが(勉強優先の学校です)、親は遅まきながら発達障害について勉強し、子供に対人スキルを教え、他方で他の子と同じように対応できないことをうるさく咎めるのもやめて、生きやすいようにサポートすることにしました。
Posted by ようこ at 2013年06月08日 17:49
◇たかのさん
はぁはぁしちゃうよね!!
市民のこと考えて名前つけてる?
自分たちの都合でつけてない?
っておもっちゃいますよね。

◇ようこさん
「障害児とすれば先生が納得する」
ホント、そういう現実がありますよね。
残念なことだと思います。

Posted by こうまま at 2013年06月08日 23:35
確かに、障害児担当って
ぎょっとしてしまいますよね。
それと一緒で、大人になると、
授産施設とか、更生施設とかで
働きますよね。この名称も
何度聞いても、なんかなぁと思います。
うちの子は、確かに障害があるけど
犯罪を犯したわけではないから
更生する必要もないし
こんなに、お仕事大好きなのに
授産って、何様だと
性格の曲がっている私は怒っています。
Posted by いっせいママ at 2013年06月09日 21:45
◇いっせいママさん
本当に・・・
「更生」って何?って私も思いました。
最初は「更正」かと思って、ギョッとしたし。
「授産」は今でも意味がわかりません。
福祉業界の変な名称、何とかしていきたいですよね。
Posted by こうまま at 2013年06月09日 22:51
子どもの障害受容をいなきゃいけない、でないと「子どもを理解していないヒドイ母親」って思われそうで自分の中で葛藤する事がたまにあるので、このブログやみなさんのコメントを読んでいると、ほっとします。名称にとらわれず、子どもを理解してもいいんだって。
ただ、【障害児】に変わる言葉になっても、言葉だけが独り歩きして、結局今となんら変わらないのはいやですね。
障害ってなんなんだろう??
Posted by ぱきこ at 2013年06月12日 13:09
◇ぱきちゃん
そうそう。
「障害」の捉え方なんだよね~。

生きづらさ
ちがい
不便
不自由・・・

そんなとこだと思うんだけど。

「碍」が「害」になっちゃったのもイメージ悪くしてるよね。
Posted by こうまま at 2013年06月12日 20:16
こんにちは。最近の、ひまわり園園長さんとしての記事、特に興味深く拝見しています。
児童発達支援の支給申請で、他の方法で療育の必要性が確認できるにもかかわらず、あえて隣の市の医師の「意見書(診断書というと私どもが激怒するので意見書。笑)」をお母さまに要求しちゃう某役所の窓口に手を焼いております。。
せっかく保健師さんと(前任の)担当と係長と相談して、ある意味厚労省の支給決定事務要領どおりに「通所給付決定の対象になる障害児であることの確認」を、皆負担なくスマートにする方法を考えて協議してうまくいってたのに、ひとりヘンな人が混じるともうこんな感じってここは何時代なのかな。ある意味、ここの部分だけはひまわり園にも負けないかも~♪なんて秘かにうふって思っていたのに…
発達外来行くのに車ないと電車と一日数本のバス乗り継いでいく地域で、一枚の診断書、いや意見書に家庭は1日費やさないといけないのに「せっかく病院行ったんだったら、そこの診断ちゃんと書いた紙ちょうだいね★」と言えるのね…通所の支給量増えてもあなたのボーナス減らないでしょう(爆)とか思ったり。ぜひとよっち氏の爪の垢を喧嘩早い私めにくださればと先ほど4月の記事を読み返して思いました。。
 
Posted by ペンネ夫人 at 2013年06月12日 22:39
◇ペンネ夫人さん
>負担なくスマートにする
すごくよくわかります。
私も異動以来、そこをめっちゃ重視してやってきました。

今は見学時に通園希望があればこちらで聞き取りした勘案事項の用紙を福祉課(5月から窓口は子ども課でも可)に持参してもらえば、それでokになっています。
必要な支給量や理由、意見書がどこから出るか(保健センター、ST、ドクター)も紹介されて来た経緯を確認して記入しています。
(もちろん、これはひまわり園のみの話です。
他の児童発達支援に通う場合は療育手帳とか医師の診断が要りますが、協議して保健センターとSTさんもokにしてもらいました。)
通所受給者証の「障害児」の文字を全て「児童」に替えていただくことも出来たし、取り合えず、見学から支給までのスマートな流れは作れたかなと思っています。

で。今、待機親子の通所までの流れを作ろうとしているわけです。
この先、ずっと待機親子は出るので。
その辺り、きちんと市と話し合って進めていきたいと思っています。
Posted by こうまま at 2013年06月13日 16:38
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