ウワサ(?)のPP団がタブレット端末の活用方法を教えてくれるというので。
ゆうのスタッフも7名参加させていただきました。
ところで、PP団とは?
何の略か知りませんが(スミマセン・・・・)
みあい養護学校(愛知県岡崎市)の有志の先生方15名程度で組織してるプロジェクトチームです。
障害のある子どもたちのコミュニケーション支援に携帯端末やタブレット端末を上手に活用していくための研究や教材作成や啓発活動などをされています。(違ってたら訂正するので教えてください)
たしか数年前に孫社長がツイッターでつぶやいて実現した「魔法のじゅうたんプロジェクト」(障害を持つ子どものためのモバイル端末供養事例研究)というのがあって、それにも採択されて参加されてました。
学校内では、「学習支援」「生活支援」「支援ツール」「余暇利用」の4つの分野でiPadやiPod touchが導入されているそうで、子どもたちがガンガン使いまくっている動画が紹介されていました。
なんでも、みあい養護学校小学部の92%の生徒がアイコン選択ができるのだそうです。
すごいですねぇぇぇ~~~~。
そんなPP団のみなさんが、おそろいのハッピで練り歩いて熱く指導してくださいました。
PP電気の店員じゃありません。正真正銘、みあい養護学校の先生方です。
マニュアルに沿って操作するSAYOちゃんととよっち
私は持参したiPad miniちゃんで頑張りましたがアプリのインストールが間に合わず、途中でおいていかれました・・・
でも、知らない機能をいっぱい教わって、めっちゃ勉強になりました。
こうくんは具体物でわかる子なので、こういった機器を使うことはないと思いますが、使える子はすごく多いと思います。
これからどんどん伸びる分野ですよね。
ただし
「何のため(誰のため)に使うのか」
「何を支援するのか」
を見失うとエライことになります。
そこを間違えると
絵カードが水戸黄門の印籠みたいになっちゃったり
スケジュールがタペストリーになっちゃったり
とっても残念なことになります。
そのあたりを、PP団はきっちり押さえていました。
タブレットの活用方法の前にICFと障害者権利条約などの説明をされました。
これはめちゃくちゃ大事なことで、この分野の啓発をされる方は特に絶対はずしちゃいけないと思います。
改正障害者基本法の16条を引用し、「合理的配慮」の説明もありました。
養護学校の先生が自ら「合理的配慮は法的義務である」ことをお話しくださるのは本当に有難く、ほっとしますよね。
(これについては私も「ゆうゆう通信」の7月号に関連記事を書いているのでよかったら読んでください。いい話(H25年7月).docx)
「インクルージョン教育制度の下に良質な教育を受けられる公平な機会を与えられること(障害者の権利に関する条約 第24条 教育)」という理念に基づき「基礎的環境整備」や「合理的配慮」の一環としてタブレット端末が普及していくといいなぁと思います。
特別支援教育のこれからの10年がとても楽しみです。
この記事へのコメント
てっつん
昨年まで娘がみあい養護の小学部に勤務してました
ipadを使っての授業の話しは良く聞いてました
私は支援の時などに絵カードや写真カードの代わりに
スマホ活用してますが常に進歩しているサポート理論や技術を学ぶ必要性はいつも感じています
思いだけでは親御さん達から信頼されないですからね
知識と技術の裏付けがあってこそだと…
本当に毎日が勉強です
こうまま
おお。そうでしたか。
やはり、知識と技術は大事ですよね。
思いと情熱だけではどうにもならない部分がありますよね。
私たち親も一生勉強です。
nobamin
私も、子供のため、勉強を忘れないようにしなくては。本人に合った支援ができるようになりたいです。
こうまま
「本人に合った支援」
忘れちゃいけない視点ですよね!!