ゆう10周年企画・防災セミナー「大震災 自閉っ子家族のサバイバル」開催です!!
チラシ→MIKAWA.pdf
皆様、是非お越し下さいませ♪
以下はゆうの会報に載せた紹介文です。
「2.11 防災セミナー」へのお誘い
2月11日にゆう10周年企画第3弾として「防災セミナー」を行います。(詳しくは同封のチラシをご覧下さい。)映画・講演・パネルディスカッションという3部構成ですが、2部でお話し頂くのは仙台市在住の高橋みかわさんです。みかわさんは、重度知的障害を伴う自閉症のきらくんのお母さんで、東日本大震災の時は自宅マンションで避難生活を送られました。『重い自閉症のサポートブック』『大震災 自閉っこ家族のサバイバル』(共にぶどう社)の著者でもあります。
今回の企画は、「みかわさんに豊川に来て話して欲しい!!」という荻野の思いから始まりました。
みかわさんとの出会いは10年ほど前にさかのぼります。当時、私はおもちゃで遊ばないこうくんの余暇の過ごし方でとっても悩んでいました。というのも、こうくん級の最重度自閉症のお子さんには全く出会えず、誰のアドバイスも参考にならなかったからです。そんな時、たまたま「スキー、自閉症」でネット検索していて、みかわさんのHP「心の声を聴いて」を見つけたのです。その時のことは今もよく覚えています。やっと、やっと、こうくんと似たタイプのお子さんを見つけた!!と、本当にうれしくて、HPや掲示板をむさぼるように読みまくりました。HPのタイトルである「心の声」というのは今も私にとって大切な言葉になっていて、学習会でもよく使います。困った行動について考える時、お母さん方には「この時のお子さんの心の声は?」と問いかけます。これはみかわさんから教わったものなんです。
こうくんは模倣(真似)が全くできません。みかわさんの息子さんも模倣が難しいお子さんでした。真似のできない子に適切な行動を教えるのは本当に大変です。言葉や絵の指示は理解できないので手取り足とりになるわけですが、手の押さえ方、引き方、タイミング、強弱、その際の立ち位置など、みかわさんは細かく考えて指導されている方でした。私は全然上手に教えることができなかったので(今も下手ですが当時よりは少しましになりました)なんとかその技を盗もうと必死で聞きまくっていました。みかわさんと「マリオネット友の会」を結成(?)し、いかに上手にマリオネットのごとく息子の動きを操るかに精を出していたのです。(コツを知りたい方は『重い自閉症のサポートブック』をどうぞ)
そんなみかわさん親子が、先の大震災で被災されたのですが、その時の自宅での避難生活のことやみかわさんとつながりのあった自閉症のお子さんのいるご家族の避難生活を『大震災 自閉っこ家族のサバイバル』に綴ってくださっています。こうくんとの避難生活なんて考えただけで震えてしまいますが、そんなこと言ってる場合じゃありません。東海地震はやってきます。みかわさんの観察力、分析力、計画の立て方、行動力はなかなか真似できるものではありませんが、とても参考になります。セミナーで、生のみかわさんのお話を聞いて、来るべき東海地震に備えましょう!!
(文責:荻野ます美)
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