心の扉が開くとき

本日から金曜日まで、新年に向けてのスタッフ研修が始まりました。
支援準備も進めつつ、午前と午後で1コマずつ。
今日は、ペアレンツトークと傾聴(座学&ロールプレイ)

ペアレンツトークはとても特別なトークです。
障がいのある子どもを育てる母が支援者に向けて子どもへの思いをお話しするものです。
本来は、実際に支援していただく方に話すものだと思いますが、ひまわり園でそれは無理です。
なので、ひまわり園の卒園児のママさん4人にお話していただきました。
ひまわり園の茶話会を支えてくれている先輩ママたちです。

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最初に、スタッフに自己紹介とひまわり園で学んだこと、嬉しかった事・辛かったことを話してもらいました。
そしたら
スタッフが心をさらけ出し、自分の支援のふがいなさや諸々の辛さで泣いちゃうと言う想定外の展開に・・・・。
こんなに弱くていつも真剣に悩んでる心優しいスタッフに支えてもらったから、ひまわり園のお子さんと母たちは先週笑顔で卒園して行ったんだな~と思いました。
きっと
自信満々の人には本当の支援はできないんだろうな・・・

だから、先輩ママたちもかなり素直に心の扉を開いて話してくれたんじゃないかなと思います。
いっぱい泣いて、いっぱい共感しあって・・・

こんなペアレンツトークが出来たこと自体が奇跡のように思えます。

私自身
ペアレンツトークはトレセミで支援者の立場で参加し
親の立場で何度か経験し
何度か主催もしてきましたが
今日ほど心揺さぶられたトークはありませんでした。

話してくれたママたちも、心をさらけ出したスタッフも、ものすごく疲れて、言いようのない不安と恐怖に襲われているかもしれません。
ペアレンツトークをした後の私がいつもそうだったように。

これから通って来る母たちのために、勇気をもって話してくれた先輩ママたちに尊敬の念と感謝の気持ちで一杯です。



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