19名の参加。
受講生のみなさんの、吸い付くようなまなざしに圧倒されながらがんばりました。
一宮に来させてもらうようになって5年、
すごくまとまっているいい地域だな~という印象です。
そして、昨日は地元の豊川で(もう、すっかり地元か?笑)
本講座26名と公開講座6名の計32名の参加。
この研修は資格取得のための3日間の研修なのですが、
私が担当している1日目は、支援の考え方や自閉症の障害特性の基礎が学べる内容なので、昨年から豊川は1日目だけを公開講座にしてもらっています。
そのおかげで、昨日は
ゆうの通園児さんのご両親や
ひまわりメンターとして活躍してもらっているママや
つぼみプロジェクト部の仲間や
すでに3日間の講座を受講しているゆうのスタッフや
入所施設や児童発達支援のスタッフさんなど
自閉症のある方に関わるさまざまな方が参加してくれました。
公開講座にしてもらって、良かった~♪
特に嬉しかったのが
昨年この講座を受けていて、再度今年、公開講座を受講してくれたゆうの2年目スタッフの感想に
「昨年は流れていた話が、今年はすとんすとんと落ちていく」とあったこと。
資格取得のための講座なので、2回受けるなんて事はフツーありません。
でも、この講座は繰り返し何度でも学ぶ所がある内容で、私自身も毎回気づきがあります。
奇しくも、公開講座に参加してくれた花島さんが「20回以上やっているにもかかわらず、新鮮さを失わないその語り口」と評して下さったのですが、私自身がまさに学びながらやっている研修なので、同じスライドでも説明の仕方は年々変わってくるのですよね。
だって、この研修、本当に内容が濃くて深くて広いので・・・・。
特に、今年は、昨年の「こうくん危機(?)」を乗り切っての研修だったので、生々しかったかも~(爆)
先日の新聞記事のコピーも配布してもらって、強度行動障害支援者養成研修の説明も加えました。
強度行動障害が虐待に繋がっている現状を重く受け止め、「虐待防止の観点から」障害特性に合わせた支援を学ぶことの必要性を国がようやく認め、障害福祉に携わるスタッフの基礎研修として「強度行動障害支援者養成研修」を位置づけようとしていることは、とても素晴らしいと感じます。(教育分野でも是非お願いしたい。)
虐待防止法の施行や差別解消法成立の影響はこういうとこにもちゃんと現れてきているんだな~と思います。

この5年間ずっと3コマ目の最後に
8年前の佐々木正美先生の言葉をご紹介しています。
不適応行動とは・・・
彼らが起こしているのではなく、支援する側が彼らに適応できていないから起こるのです。
日本でいわゆる「強度行動障害」と呼ばれている行動を起こす人たちがいらっしゃいますが、こちらが彼らにあわせれば、当たり前ですが、不適応行動は起きないのです。
ようやく、
やっと、
国がこの考え方に向かって動き始めている。
そんなうねりを感じます。
特性を正しく理解して適切な支援をしてほしい。
「強度行動障害支援者養成研修」がその一助になることを期待しています。
(名前については、なぜ今さらこのネーミング?と思いますが。)
この記事へのコメント
孝行糖
それには、相手のキャラを掴む。それ、当事者に難しかったです。とんちんかんな捉え方やらかして、良かれと思っても、相手に喧嘩の叩き売り。そんなことの連続でありました。
こうまま
私も撃沈ばかりです。
ホントに何年こうくんの母やってるんだ??って自分で自分に突っ込み入れてる毎日です・・・。
孝行糖
このブログ読む度に、尊敬ではち切れそうになるけれど、荻野先生も迷いながら、試行錯誤の末にたどり着いていらっしゃるのですね。
また、落語の話になりますが、真田小僧のこしゃまくれのおやじさんみたいにやり込められては、親としての自信をぺしゃんこにされる毎日です。
こうまま
うわ~、そう来たか~。う~ん、次はどうしようかな。と、頭フル回転の毎日です。
甘くないですよね。
ようこ(だったかな?)
コメントは久しぶりです)
「支援する側が~適応できていないから起こる」って
人が足りないから、とても個人に合わせた(尊重する)対応ができる余裕ないとされている介護の現場で、
認知力低下した大人の方についても同じだなと思って読みました。
社会の、特定の方についてのことだけじゃないんですよね。
こうまま
はい。同じですよね。
相手を尊重する、ってことですよね。
どういう場面でも、忘れないようにしたいって思います。