東三河ヤクルトさんには9つの託児室があるそうです。すごいですね~。
0才~就園前のお子さんをあずかっていて、近年発達障害のあるお子さんも増えているとのこと。
ほどよく刺激が統制された空間で、とても落ち着いて過ごせていました。
7月に社長さんがゆうにお越しになり、安心して働ける環境作りの一環として、発達障害のあるお子さんへの対応も考えて行きたいとおっしゃって下さったので、訪問支援が実現しました。
そんな風に考えて下さる社長さんがいるなんて!!!と、とっても感動しました。
もう、乳酸飲料はヤクルトしか買いませんともっっ!!(断言)
午後は、みあい特別支援学校へ。
愛知県自閉症協会プロジェクト部(教育班)として、花島さんとスクールカウンセラーの成田さんと私の3人で伺いました。
ご案内下さった河原教頭先生。
教頭先生は「教員はどうしても出来ないことを教えたくなってしまうし、経験とカンの職人技を使いたくなる人種なので、チームアプローチが苦手なんです。そこが大きな課題」とおっしゃっておられましたが、見せていただいた小学部の授業は見事なチームプレーで展開されていました。
小学部には、そこらじゅうに、こういったわかりやすい工夫がいっぱい!!
学びの保障がされている環境の中、生徒さんたちがとても落ち着いていらっしゃいました。
一貫した支援のためのシステム作りをされていて、それを「みあいスタンダード」と言うのだそうです。ステキ~。
教室内はわかりやすく構造化されていて、個別の場所と小集団の場所とがきっちり分かれていました。
カームダウンエリアもありました。
これは、新設校ならではの「広さ」もあるから出来ることでもあるなぁと思いつつ
きちんと学ばれた先生たちがチームで取り組むと、こんなにステキな実践が出来るんだなぁと・・・。
お話しを伺って、教室や指導風景を見せていただいて、
科学的に根拠のある指導方法をちゃんと学ばれた先生がSVされていることも大きいんだろうな、と感じました。
教頭先生が「やってみたらやはり効果がある。それを周囲に見せていきながら中学部や高等部にも広めていきたい」とおっっしゃっていましたが、本当にそうだなぁと思います。
この実践が、愛知県全体の学校にも広がって欲しいです。
お隣にこんなステキな実践をされている学校があるのは、とても頼もしいことだと感じました。
先日お邪魔した安城特別支援学校のシンポジウムでも「熱」を感じましたが、ここみあい養護学校にも「熱い」先生方がおられるのだと思います。
みあい特別支援学校「小学部」の見学、お薦めです!!
自作のパーテーションについて熱く語る教頭先生。
材料費500円程度でこのクオリティはホントにスゴイと思います。
「退職したらコレ作って売ろうかと思って」とおっしゃってましたが、私買います!!!
この記事へのコメント
てん
ほかの支援学校ではどうなのか分かりませんが、中学部、高等部と進むにつれこのような指導はなくなります。
学校が外部に発信している姿と実情には大きな隔たりがあります。
こうまま
中学部・高等部に行くとなくなっちゃうって、全国的な傾向なんですかねぇ?
残念なことだと思います。
ゆうママ
自分から学ばなければ理解できないことを、みあいの先生方がやれるのは、子供のことを思い学んで工夫しながら実践して行ったということが大きいんだろうなぁと。
素敵な先生方ですね。
こうまま
はい、本当にそう思います。
未だに、勘と経験に頼った自己流のやり方を押し通している先生が多い中、見せていただいた小学部の授業では、きちんと記録を取られていて感動しました。
(生徒さんが映り込んでいたのでその写真をアップできなかったんですが)
これが「スタンダード」になって欲しいなぁと心から思います。
孝行糖
できない者を見捨てないが、脱落する者は止めない。本宮校舎を見た時に感じた支援学校の空気でした。 手帳が取れずに進学した定時制も同じ。耐性に加えて、自業自得と自己責任を徹底的に問われました。
こうまま
理不尽と不条理・・・まさにそうですね。
共感します。