H26フォーラム表(一般).pdf H26フォーラム裏(一般).pdf
11月3日に、音羽文化ホールで福祉フォーラム「自分らしくはたらく」を開催します。
第一部でご講演いただく京丸園(株)社長の鈴木厚志さんは13代続く農家の長男。
平成7年にはじめて障害のある方を雇って以来、毎年1人ずつ増やしてきて今では20名。
農園自体も従業員10名程度の家族経営だったものが、今では社員64名の農業生産法人。
つまり、「障害者を雇うことで事業拡大をしてきた」農園なのです。
そんなオドロキの会社経営をされている鈴木社長に私が初めてお会いしたのは、昨年11月に新城で開催された市民福祉フォーラムです。
「障害者を雇って『この方が働ける環境を作って下さい』と指示することで、職場が効率化された」「障害者雇用はビジネスとして成り立つ」という表現が印象的でした。
そして、ものすごく共感したのが「福祉という言葉は何かやってあげるという感じがして好きじゃなかったけど、お互いが幸せになることだと教わって、それはいいと思って、それ以降はこの言葉を使うようになった」というくだり。
実は私も「福祉」という言葉は好きじゃありませんでした。
でも、ゆうを立ち上げる時に、とよっちに「荻野さん。福祉っていうのはみんなで幸せになろうって意味なんですよ」って教わって、それはステキ。それなら私もやりたいわって思ってこの世界に入ったのです。
障害のある息子を授かってたくさんの方達に支えていただいて有り難いといつも思っていましたが、鈴木社長のお話を伺って、重い障害のある息子も、もしかしたら何かしら人の役に立てているのかも知れない。
僭越だけど、そんな風に思えるフォーラムだったのです。
今回、そんな鈴木社長のお話をたくさんの人たちに聞いて欲しいと思い、豊川にお呼びしました。
第三部のパネリストの皆さんも魅力的な方ばかりです。
きっとドキドキわくわくのステキなフォーラムになると思いますので、みなさんでお誘い併せて是非お越し下さい。
(申し込み等、詳しくは上のPDFファイルをご覧下さい)
3月にゆうのスタッフ有志で京丸園さんに見学に行ったときの記事→京丸園さんに見学に行って来ました!!
この記事へのコメント
孝行糖
あごを指5本で覆うと幸せ、ほっぺたを右手でたたくとおいしい、顔に右手を持っていく動作はうれしい言葉を作ります。
みんながおいしい、みんなで儲ける、みんなでわけっこ。これからの福祉のスタイルとして定着すると良いですよね。もらいっぱなしを抜け出して、できることをして稼いだお金は、障害の軽重問わずうれしいもの。バイト収入の中から税金はらい、そのかわり不自由な部分の一部をお国や県、福祉にお願いする。すでに定時制っ子たちの中に、悪条件のもとでそうして生きている子が出始めています。未熟な未成年を雇って育てるお店あっての事ですが。
病院で新しい補足靴をはいて嬉しそうに走る子を見ました。ハイカットのお洒落とみまごうデザイン。お洒落の部分は親のサイフ、不自由な部分は福祉と割り勘。企業さまも、福祉や支援と割り勘して発展する所が増えると良いですよね。
こうまま
「みんなでわけっこ」「割り勘」っていいですね!!
企業と福祉で割り勘。
そうやって、社会全体を底上げしていくのが、今の時代には必要なんだろうと感じます。
障害だけでなく貧困の問題もそうですが。
孝行糖
新城市長のブログの中で京丸園さんのいきさつを読みましたが、支援校の先生が開発したジグを使って、障害者が出来る仕事ができたとか。産学、福祉、企業のわけっこ割り勘で発展出来ていたんですね。
余談ですが、ハウスの焼き菓子を千葉の親戚に贈った所、一般のお菓子屋とやりあえると姪っ子に言われました。作業所メイドの商品も進化し続けています。 もう、寄付や社会奉仕で若い障害者を社会参加してもらう、なんて時代が終わる時がそこまで来ている予感がいたします。
こうまま
「障害者が作りました。買って下さい。」ではなくて
美味しいから買う。
質がいいから買う。
シンプルですよね。