これは、人工衛星「はやぶさ」のプロジェクトを支えた的川教授の言葉。
なるほど、そうかもなぁと思う。
資源が有り余っていて資金も潤沢だったら工夫もアイディアも生まれない。
進歩はない。
市の指定管理でゆうが運営している「ひまわり園」が
音が反響しまくるだだっぴろい療育室が一つしかない、という悪条件だったから
食堂や会議室も工夫して「その都度活動に合わせて構造を作る」というやり方が定着した。
1日の中で、構造がどかどか変わる。
まるで、ミュージカルの舞台のように。
それはそれは見事なスタッフの連係プレイで。
適度な広さのお部屋がいっぱいあったら、迷わずセオリ通り「一部屋一目的」にしていたと思う。
きっと、活動の種類や範囲も今より狭くなっていたと思うし
子どもたちの柔軟性や応用力や般化性も今より育ちにくかったと思う。
もちろん
毎回活動ごとに机やパーテーションを運んだり床にテープ貼ったり遊具運んだりするわけなので、とっても労力がいる。
最初の頃はそれを見て「通って来る子どもの育ちを考えてないで、現場をわかってない専門家と役人だけで作るからからこんな構造になるんだ」とか思っていたし(スミマセン)、そのせいで人も多く配置しないといけなくて人件費もかかるから、ホント腹立つって思っていた。(何も分かってなかったです。)
でも、5年たってふり返ってみると
この「不自由さ」のおかげで、良かったこともいっぱいあるなぁと思う。
活動や子どもの状態に合わせて構造を毎日変えることが日常になっているって実はすごいことだ。
同じ部屋でも、はっきりわかる構造に替えれば混乱なんてしないんだってこともわかった。
とは言え。
「適度な貧乏」がいいのであって「めっちゃ貧乏」はやはり困る。
「適度な貧乏」は工夫とアイディアを産み、サービスの質の向上にも繋がるが
「めっちゃ貧乏」だとサービスの質が低下してしまう。
ひまわり園で子どもたちに人気の大型遊具の劣化状況を見て、げんなり。
こう父が修繕できるおもちゃは頑張ってなおしてくれているけれど、限界がある。
当たり前だけど、使えなくなる時期は必ず来る。
でも、新しい大型遊具を買う予算はない。
あ~あ。
困ったなぁぁぁぁ・・・・。
何かいい方法ないかなぁぁぁぁ・・・・・。
この記事へのコメント
しまなみ
ええっ、維持・修繕費は出せないけど、さ、三十万円くらいなら寄付はできますよ。小さな娘がだれともあそべなくて、雪降る町を自動車で彷徨っていたころ、児童館の室内用のちいちゃな滑り台がありがたかったなあ。
屋外用のはなかなか厳しいのですよね・・・。安全管理が。血を吸う雲梯とか、激突ブランコとか.
シーソーも鉄棒も新しい公園ではめったにみかけないもんなあ。本格ジャングルジムも。
ずーっと目が合わなかった娘は、軽かったのか、ワタシの対応が良かったのか、遅れているなりに目を合わせたり要求したり我慢したりできるようになりました。
でも、あのころのしんとした冷たさ、寒さを、冬の気配とともに必ず思い出します。殆ど誰も遊んでいない児童館、得意げに小さな小さな滑り台に上っていく娘にほっと温まったものでした。大型遊具、いいですよね。
こうまま
いづこも同じなんですねぇぇぇ・・・・。
遊具っていつかは使えなくなるものですものね。
大型遊具、子どもたちにとっては重要アイテムなので、修繕できないなら、何らかの方法で再購入したいと思っています。
お気持ちありがとうございます。
ようこ
必要なものを。
寄付募っていますか?
(1,000円/1口位?)
心ばかりですが、賛同しますよ。
こうまま
うわ~ん。
お気持ち、とっても嬉しいです。
ありがとうございます!!
ゆうは、ご寄付はいつでもいくらでも有り難いです。
賛助会員(ゆうの活動を応援して下さる会員さん・年会費2000円以上)になって頂くと、会報もお届けできます。
ご検討下さい!!
http://www.h6.dion.ne.jp/~npo-you/sub4.html