昨年5月に行った権利擁護セミナーの第2弾
「本人のベストインタレスト?~親は、支援者はほんとにわかっているの?~」
今回は、意思決定支援に特化したセミナーです。

今回は、メンバーで事前に内容をいろいろディスカッションして2部構成になりました。
告知からすぐに定員に達してしまい、何人かの方をお断りすることになってしまいました。
つぼみプロジェクト部は親だけでなく当事者や支援者や一般の方など、さまざまな立場の方が所属しています。なので

「レインボーはうす所長の長坂さんが受付をする」などという、福祉業界ではちょっとあり得ないことがフツーに起こります。
関係者にはそうとう美味しいレアショットではないかと思います。
第一部

一宮市の相談支援センターゆんたくの野崎貴詞さん。
ご自身がこれまで支援されてきた方々の事例を「意思決定」に関する部分を抽出した形でリアルにお話しくださいました。
これは、本当に圧巻で、もしゆうだったらどうしただろう?地域で受け止めることができただろうか?ご本人に選んでいただくことが出来ただろうか?ご家族の思いに寄り添うこと、支援者が一番いいと思うこと、でも本人は違うと言っていて・・・もう、頭の中がぐちゃぐちゃになるくらい、あれこれ考えました。
なので、40分という短い時間だったのに、3時間くらいお聞きしたような疲労感がありました。
そして、又村あおいさん登場。

意思決定支援というのは、権利条約でもちゃんとやりなさいよと強調されている「根拠ある」支援なんだということを、法律のお話しなのにめちゃくちゃわかりやすくお話しして下さいました。
昨年の第一弾の時に、「難しい法律関連を誰よりもわかりやすく話してくれる人」ということで、又村さんがいいと思ってお願いしたのですが、やっぱり今回も「さすが」の又村節でした。
当初から懸念していた通り、時間が足りなかったです。
参加者全員が、もっともっとお聞きしたい、たっぷり又村ワールドに浸りたいと思ったと思います。
第二部は、プロジェクト部らしく参加者全員でグループワーク。


「この指止まれ」方式で、6つのグループに分かれてディスカッション。
私は、「幼児学齢期の進路の最終判断は親がするけど、本人のニーズと違う決定の時がある。それってどうなの?」のグループに入りました。
悩ましいテーマで、これまた時間が足りませんでした。
最後のまとめで、又村さんが「支援者は本人の行きつ戻りつに最後まで寄り添い切る」とお話しされたのを受けて、野崎さんが「免責のない中で寄り添い続けることの難しさ」をリアルにお話し下さいました。
すごいセミナーでした。
充実の3時間。
みなさんからは「時間が足りなかった」という想定内の感想が多々。

女子力の高さでは定評のある又村さんのキラリン。
東京から参加して下さったたかのさんと。
懇親会は、花島さんがあづささん(仙台から参加)のお眼鏡にかなうようにと選んでくれた名駅近くの「ひとはし」というお店。


お料理、上品でとっても美味しかったデス。
んが。
最後の最後でワタクシ、やらかしてしまいました。
新幹線の時間が迫っている又村さんをみんなで大慌てで送って行くという場面で、お店の位置が全くわからないのに一歩出遅れてしまったため一人路頭に迷い、茫然自失。
一人でぐるぐる歩き回ってようやくたどり着いたのが国際センター駅という残念な結果。(お店は名駅と国際センター駅の中間くらいにありました。)
又村さんをお見送りも出来なかったばかりか、みなさんをお待たせし、走らせてしまうと言う申し訳ない事態になってしまいました。
自分の方向感覚のなさは自覚していましたし、夜間はさらにそれ拍車がかかることも知っていましたが、自己防衛していなかったことを反省しました。
みなさん、ごめんなさい~~~~。
最後にどっと疲れた一日でした。
あ、でも。
フォンは無事(?)成人式会場でお友達や中学時代の恩師と写真を撮り、夕方からは友人とカラオケに行き、帰宅は11時をまわるという、いかにも新成人らしい(?)1日を過ごしていたので、ホッとしました。
【リマインド11日】
被災地の新成人のことを思いました。
地元を離れている方が多いため、2日に成人式を行った地域が多かったとTVで報道されていました。
まだ、全然終わっていないのに、不思議なニュースがいろいろ流れてきます・・・・。
この記事へのコメント
あおいさん
昨日は、セミナーへお招きくださいましてありがとうございました!
前回もそうでしたが、今回もまた学びの多い時間となりました。でも、例によって時間切れを起こしてしまい、申し訳ありません・・
お話の中でも触れたとおり、意思決定支援はこれからご本人、ご家族、支援者の皆さんなど、関係する方々で率直な意見交換が大切な分野だと思っています。その意味でも、つぼみのセミナーのように、ご参加の皆さんがディスカッションできるスタイルはとても良いですね。
また、お力になれることがありましたら、いつでもお声かけください。
そして、東日本大震災(に限りませんが)で大きな被害を受けてしまった地域のことは、常に心に留めたいと思います。又村も及ばずながら、3月に気仙沼へお伺いする予定です。
こうまま
今回も、本当にわかりやすいお話しをありがとうございました!!!!
いろいろな思いが頭を巡りました。
子どものことも、利用者さんのことも。
そして、お話にあったとおり、支援者だけでなく当事者や家族も含めて、ディスカッションしていく必要がありますよね。
そういった機会を地元でも作っていきたいと思います。
お見送りできずすみませんでした。
これからもどうかよろしくお願い致します。
たかの
フォンさんへ
成人の日を迎えられおめでとうございます。
式典ではお友達、それから中学時の恩師にも会えたそうで なんだかすごく楽しかったんじゃないかしら?ナンテ想像しました。
こうままに初めてお会いしたのに、開口一番が「フォン今日成人式に行けたんです~!」って☆
どんなに、どんだけ嬉しかったんだろうなあ、お母さんは(≧ω≦)
『リンゴ』
リンゴを ひとつ
ここに おくと
リンゴの
この 大きさは
この リンゴだけで
いっぱいだ
リンゴが ひとつ
ここに ある
ほかには
なんにも ない
ああ ここで
あることと
ないことが
まぶしいように
ぴったりだ
大好きな まど・みちおさんの詩です
たかの
あなたがそう言ったから
Vサイン
これがわたしの
キラリン記念日
(堂々の字あまり(^.^))
熱くて濃くて深くて 何よりあたたかなセミナーをありがとうございました。
なんて素晴らしいメンバーで行われているのでしょう。
カイパパさんの司会進行やワークショップでの発表された題材を瞬く間にかいつまんで拾い上げまとめるうまさ☆
野崎さんの、大事な事例をあんなにも提供してくださり されてきた実際を話してくださることのありがたさ☆
野崎さんの本気を感じていました。
又村さんの あれほどまでにかみ砕いて一度に大勢の人が分かるように伝えることができるってなんなのでしょう…
本当にご自身がとことん理解していなければ成せることではないでしょう、、、
「支援者は寄り添い切ってください」
それを言い切れる又村さんなのですね。
感動でココロふるえました。
そしてこうまま(*^_^*)
ワークショップでは二ヵ所に参加したかったため、後半にこうままもいらしたグループへ入らせていただいた時に、そこまで皆さんがやり取りされてきたことを即 要所を端的に伝えてくださり振ってくださり話す機会をくださって、まるで初めからそこに居たような錯覚さえありました。
ああ、こんなふうにしながら「ゆう」さんを作られてきたのでしょうね。重ねてこられたのでしょうね。そんなふうに思いました。
そしてセミナー全体をこのようにまとめられるのですね。素晴らしいです!
帰りの新幹線で資料を見返しながら、あ~本当に行ったんだなあ、参加したんだ~\(^-^)/とよろこびに浸っていました
ホンモノの支援者のかたたちと過ごせた宝もののような時間を ぐぅーっとお腹の深いところに置きました。
強い味方を懐に抱いた想いです。
出逢いを本当にありがとうございました。
こうまま
あはは・・・確かに開口一番がそれでしたね(笑)
失礼しました。
でも、きっとたかのさんなら今の私の気持ちをわかってくれるってあの瞬間に思ったんだと思います。
遠くから来て下さってありがとうございました。
お会いできて本当に嬉しかったデス。
お土産まで頂いてしまって、感謝です。
これからも、よろしくお願いします♪
そうそう。
私、たかのさんのアンケートを見て「おお」って思って、速攻で野崎さんに見せに行っちゃいました。
野崎さん、すごく喜んでましたよ!!
たかの
「想い」のようなものがつないだ手から ぐわっと、ぶわっと ほんっとに瞬間に届いたような気はしました★(*^_^*)☆
行きたかった勉強会。
類は友を呼びまくり合っている皆さんの中に身をおけた幸福感がただありました。
アンケート、提出するときになって書いていなくてあわてました。こちらで↓書かせていただいちゃいましたね。
尊い時間を過ごさせていただき本当にありがとうございました。
こちらこそ これからもどうぞよろしくお願いします。
孝行糖
幼児学令期の親と当事者のズレはさだめです。諦めないうちはうまくいかなくても赦される、を何べんも唱えて乗りきるしかないでしょう。子どもに呪われるのも親の通過儀礼ってもの。子どもが親を呪った後どうやって生きていくかを自己決定はできるはず。
こうまま
>幼児学令期の親と当事者のズレはさだめです。
>子どもに呪われるのも親の通過儀礼
さすがのコメントですね・・。
それを前提に、どう決めていくのかのお手伝いはできますよね。