きちんと書こうと思っていたのに、フォーラム後から体調を崩し、2年ぶりくらいに大風邪をひいてしまい、最優先の仕事をこなすので精一杯の1週間でした。
少し体調が戻ってきたので今の思いを書き残しておきたいと思います。
アンケートを見ていたら
「伝説になり得るフォーラムだった」「ファーストペンギンに感謝」という文字が。
そうか、あのフォーラムは、伝説級だったのか・・・スゴイな。
<伝説を作ったのかもしれない人たち>
今回のフォーラムは
ゆうが「暮らし」をようやく考え始めるのに際し
その覚悟を示すために企画したフォーラムでした。
1週間たって
参加して下さった方が声をかけてくださったり
Facebookやブログで記事を書いてくださったりする中で
じわじわと「うん。ちゃんと伝わったんだ。大丈夫だったんだ。」という感情が沸いてきて
今は「めちゃくちゃ大成功だったんだ!!」と素直に思えてきました。
私自身、これまでのフォーラムやセミナー開催の経験から
渦中にいると見えにくいので、とにかく過小評価するクセがついてしまっています。
フォーラム中、まさに渦中にいた私。
1部では、3人の先輩母の親ばかぶりにうっとりし
2部の座談会では、完全燃焼、これ以上はできない、悔いなし!!の達成感に包まれ
3部では、胃がきりきりしながら豊田を見守る1時間を過ごしたわけですが
果たして、会場の方にどのように伝わったのかがわからず、本当に恐怖だったのです。
3部終了後、ご登壇頂いた3人の先輩ママに目をやると
手を顔のあたりまで高く上げて拍手をしてくださっていました。
その姿に「よく言った」「エライゾ」「がんばれ」というエールのメッセージを感じ
その時点では「少なくとも、この3人には伝わった。良かった・・・」と思うことが出来ました。
でも
会場はどうだっただろうか。
3人のママたちの実践を聞いて
「そんな風には思えない」「私はできないし」「夢物語」「いいなぁ・・・」
そんな風に感じたママもいただろうな。
豊田の話を聞いて
「実際は人員配置とか考えたらキビシイよな・・」「なぜ短期入所でそこまでやろうとするんだ?」
と感じた事業者や行政の方もいたにちがいない。
そう思っていました。
フォーラム終了後、参加して下さった皆さんが興奮気味に「すごく良かった!!」「感動した」「元気が出た」「もっと勉強します!」と言って下さったので、きっと大丈夫だったのだとは思いつつも、どう伝わったのかが不安で不安で・・・
片付けが済んで解散となった瞬間に逃げるように帰宅しました。
あれこれ考え悶々としていたのですが、私がとても信頼している支援者yumico.さんのFacebook記事を見つけて、安堵感に包まれました。
公開記事にしてくださったのでここに引用させて頂きます。
『ありのままに自分らしく暮らす』
NPO法人ゆうが行う地域生活支援フォーラムに行って来ました。
企画者の荻野さん自身が“ブルトーザー”と例えられた全国の先駆的な取り組みをされている母たちのお話をたっぷりと伺ったのち、豊田さんのお話。
はじめは、短期入所を始めることを何でこんなに丁寧に説明するんだろうと思っていましたが、
「ありのままに自分らしく暮らす」を実現するために、“ゆうらしい住まいへの取り組みって何だろう”
①トライ&エラーを繰り返すことができる
②特性に合わせた環境作り
③支援の方法を集約し、関わる人たちで共有すること
を、目的としたシステム作り。
それを実行するために短期入所。
後半、やっと、丁寧に丁寧に説明されていたのが理解できてきました。
短期入所は、レスパイトや、緊急時や、一時預かり、入所の空き待ちのような意味合いが強い事業というのが、この地域。
お話された理念のような、体験の場として(本人、家族のイメージ作り)、特性に合わせた環境整備の構築、支援方法の伝達ができる使われ方ができるように、精一杯、応援していこうと思いました。
生活訓練のようなイメージ。
確かに、必要ですし、ありません。ないから、作るんですね。
いろいろな暮らし方を考えるための方法のひとつとしての、新規事業の短期入所。
ブルトーザーの母たちが、切り開き見せてくれた道の整備の方法として、この地域に根付きますように。
まさに「先輩母たちが切り開いてくれた道の整備方法の一つとしての短期入所」なのです。
yumico.さん、完璧にに私たちがやろうとしている事の意味をわかってくださっています。
同じ地域に、思いをわかって下さっている同業者が1人でもいたら、頑張れます。
私はこの記事を読んで、本当に救われました。
別記事で「この地域の障害福祉に関わる方たち、ぜひ私といっしょに衝撃を受けてほしかったです。」とも書いて下さっています。
yumico.さん、本当にありがとうございます!!
そして、登壇者の中谷正恵さんもyumico.さんの記事をシェアし下記のように書いて下さっています。
なぜ私たち3人の親が集められたのか、それは、ゆうのこれからの取り組みである短期入所事業の話に繋がるようにだったのです。
丁寧に地域のみなさんにわかるように、そのために企画されたものだったんだ、と私も豊田さんのお話きき、なるほど!と思いました。
ゆうのスタッフのみなさんには、すべてを包み込む覚悟が見えました。
ほんと素敵な法人です。(*^_^*)
まーさん、本当にありがとうございます。
綱渡り同盟!!元気で長生きしましょうね♪
県外から参加して下さったレインボーママさんもブログでご紹介下さいました。→「のりもの大好き!自閉症の子供との日々」
その中で下記のように書いて下さっています。(一部引用)
子育ての経験に基づいた生活の知恵やアドバイスに、小さい子供さんを持つ親世代は必死にメモを取る姿と、講師と聞き手四人への羨望の眼差しが、
行政や福祉、学校関係者らしき方々からは、感嘆の声が上がり続けていたように思います。
この講演会が素晴らしかったのは、企画・運営されたNPO法人ゆう様のスタッフさんの力が大きいと感じました。
この講演会に参加出来なかった方や、参加された方の感想を聞いて「私の地域でも話して欲しい!」の声が続々と寄せられている現在
「他府県の行政や事業所主催で、同じ講師の方が話されても、違ったものになるだろうなぁ」と講演会を振り返って思います。
ありがとうございます!
きっちりとした目的と企画意図があっての3部構成。
伝わっていて、嬉しいデス。
そして、ゆうのスタッフ研修にも起こし頂いて、そのパワフルさと誠実さにファンがいっぱいのNPO法人Amiの成瀬さんもブログでご紹介下さいました。→「元気でAmigo」
まさに、TEACCHやPECSを軸に子育てしていくと、ココまで自立的になれるんです。
お隣新城レインボーはうすさんからも職員さんがたくさん参加して下さって、ブログで紹介してくれました。→「なないろの落書き」
3人のママたちの最後の一言ずつは、私も相当にしびれました。
フォーラムの企画意図をきっちり踏まえてお役目を果たして下さった登壇者に感謝です。
昨年のフォーラム「はたらく」で御登壇頂いたランナー先生からも下記のような応援メッセージを頂きました。(一部抜粋)
こうままさんがバツグンのコーディネート発揮☆
4名のお母さんに共通していること。
ありのままに自分らしく生きるためにどんなことに気を付けて行ったらよいか。
4名の個性ある実践を聴くことで、会場の方達と考えていけた素晴らしいフォーラムでしたっ☆☆☆☆☆
苦労話は沢山、たくさんあるでしょう。
どのお母様も胸を詰まらせながらも、明るく元気に語ってくださいました♫
子育ての栄養満載の名言の宝庫でしたっ♫
締めくくりは豐田理事長。
多くの事業所さんが、人的にもシステム的にも本当に難しいためやらないショートステイ。
新規事業にかける想いを真摯に語って頂きました。
どんなに苦労が多いことか。
応援しているからね~
ありがとうございます。
まさに、みんながやりたがらない「ショートステイ」
ゆうの挑戦が始まります。
大げさではなく、本当に「挑戦」なんです。
新規事業所の名前は「とれ☆きゃん」
トレーニングキャンプ(合宿所)の略です。
形や枠にとらわれない、いろいろな形での練習ができるといいなと思っています。
ゆうらしい、とってもワガママでステキな短期入所事業になると思います。
あれこれ考えながらゆるゆると形を作って行きますので、長い目で見守って下さい。
(ってことで、4月1日に事業指定が取れたとしても、すぐには始まりません。まずはご依頼を頂いた方の希望する暮らしをお聞きして、計画を立てて、準備して・・・・という気の長~~~い話しになりますので、ご理解下さい。)
この記事へのコメント
孝行糖
3人の母堂のお話を「夢物語」と思う方は、カネなしコネなし学歴なしの中でフォーラムに足を運ぶことなく、休暇もとれず、特児なし、年金なし、手帳による各種割引すら手薄な若い親。親が死んだら子どもも一蓮托生の方々ですので。明日の飯の為に黙々と安い給金の中で現場労働に従事している方々ですので御安心を。
ショートにトレーニングを取り入れる新しい試みを拝ませていただきます。従来の、ここしかなかった貧乏人や一人親が支援法の枠の中で、預かってくれるならとすがる思いであれこれ言えずに預けるのをとっくりと見てきました。
おカネや物が豊かになった消費社会。安いお金で高品質のサービスを要求してきた福祉の到達点としてとれ☆きゃんを見守っていこうと思っています。
こうまま
通常級や支援級のお子さんたちが、くもんやスイミングではなく、放課後等ディサービスをどんどん利用するようになってきました。
そういう風潮に歯止めはかかりそうにないですね。
孝行糖
問題行動起こしてお稽古や子供会から追い出されるのが今の高機能や軽度の発達っ子。少し前でも理解があるスクールが見つかって岡崎豊橋くんだりまで通えたのはまだ恵まれた方。今現在放課後デイを利用するこどもらも「ここしかなかった」のが現在。今や理解があるお稽古の先生も、カネ払いのいい親がいて、程度のいい障害児のいる放課後デイに流れていっているのが今です。
遊びに来た多動児くんにパソコンや電子ピアノやふすまを破壊され、イタズラすれば近所のおばあさんに謝り倒して、町に学用品を買いに連れて行けばやはりお店に親代わりに謝り倒しながら一番辛いのはまだ小学生のきょうだい児や親なんだと思ってきました。普通クラス在籍の子に放課後デイが届いて養護学校や養護クラスの子に支援が行き届かなくなっていますか?
こうまま
最重度のお子さんや他害のあるお子さんは断る事業所も増えてきています。
もちろん、大変なお子さんを必死に支えてくれている事業所もあるのですが、児童は区分がないので「同じ単価」というのがネックなのかも知れません。