毎年この時期にやっています。


母子通園でやる時は、公演プログラム終了後に、ママたちへのメッセージをお話しています。
昨日は、後半でこうくんのお祝い会の事を話したのですが
途中で色々な感情がこみ上げてきて
不覚にも涙がぼろぼろぼろ・・・・
これまで、まりちゃんの歌を聞いて泣きそうになったり
会場のママたちが号泣するのにつられそうになることはあっても
何とか持ちこたえてきたのに。
で
その時、気づいたのですが
私、こうくんのお祝い会をしてもらって
「こうくんを産んで良かった」って本気で心から思ったみたいなのです。
それに気づいて
え~~~、ホントにこんなことあるんだ
って逆にびっくりしちゃったのです。
よく、TVのドキュメンタリーとかで「この子を産んで幸せです」「産まれて来てくれてありがとう」みたいな事をいう障害児の母をちょっと冷めた目で見ていました。(スミマセン)
そんなの、強がりキレイゴトだと思っていました。
でも、本当に、そう思える瞬間があるんだと・・・
ビックリです。
子どもの成長具合もあるだろうし、周りの環境も影響あると思います。
でも、そんな瞬間があることを信じてなかったので、(今までそんな風にナナメに見ていてすみませんでした!!)不覚でした。

いつもの仲間と安心のキャラバン公演。
そして、今日は
名古屋で開催される「東海特別支援教育カンファレンス」でキャラバン。

つぼみのプロジェクト部のブース
キャラバンはランチセッションが終わってからの1時間半を頂きました。

先生方が多いのかな?
保護者も結構参加されていたようです。


今回、「愛知キャラバン隊ネットワーク」としての参加。
岡キャラ+西尾グリーンティース+海部パズルの3キャラバン合同での公演。
初めての試みなのでみんなドキドキでした。
事前に集まって練習することは出来なかったので、ネット上で台本を共有し各自で練習。
午前中に打ち合わせして、ほぼぶっつけ本番でしたが
心は一つ♪なので、バッチリでした。
県内17キャラバンの一覧(まとめてくれたはなもげちゃんありがとう!!)も配って宣伝しました。
広がってくれるといいな~
昨日今日とキャラバン2連投で
来週は幸田町で町民向けの公演と続きますが
ガンバリマス。
<追記>
ちなみに
ワタクシ
障害受容は全くできておりません。
健常だったら良かったのにな~って思ってます。
せめて写真くらいわかったら良かったのにな~とも思ってます。
どうやら
「こうくん産んで良かった」と障害受容は全く別物の様です。
てことは。
子どもに障害があることを受け入れてなくても幸せになれるってことかも。
ほぉぉぉぉ・・・・
この記事へのコメント
カイパパ
はい。そうなんだよね。わたしたちは、どこかで「こんなふうに産んでよかったのかな…(彼にとって)」というねじれこじれたヤミを抱えて生きてきていると思う。
それは、子どもがかわいい、愛おしい、本人は幸せそうだ、とかいったことと併存していて。
だから、「産んでよかった」って、本当に本当に重たい大きな言葉で。その言葉が、ストンと胸に落ちた瞬間が訪れたっていう告白を、息を呑む思いで聴きました。まだまだ私も、乗り越えて、もっと幸せになれるんだきっと。
ねえさんのような先パイが先を行ってくれていて本当にありがとうです!!
こうまま
完全に併存するの。
一気に書きすぎて、それ書くの忘れてた!!(爆)
書いてくれてありがとう♪
ベーグル
自閉症で言葉がでない知的障害の息子がいます。
私は、今でも心の底から息子を産んで良かったとは思えずにいるので、こうくんママも同じ気持ちだったと知り、驚いたと同時に安心しました。
癇癪、こだわり等があり、一緒に生活するのは本当に大変です。息子自身もしんどいだろうなぁ~と
思うこともあります。
でも、笑顔や寝顔を見ると可愛いので抱きしめたくなります。
健常児では教えなくても出来ることを、何年もかかって教えてできた時の感動や息子をとおして知り合ったママ友達ができた事は息子がいたお陰だと思います。
私もいつかこうくんママのように産んでよかったと思える日が来るのでしょうか?
今は、出来ることが少しでも増えるように、
楽しいことが増えるように、笑顔で暮らせるように、息子の事を理解して支援してくれる人ができるようにと思っています。
こうまま
はじめまして。コメントありがとうございます!!
日々の生活は大変ですよね。
だから「障害があって良かった」と思うことはないと思います。
でも
自閉症のこうくんがいたから出来たことや素晴らしい出会いがあったことは確か。
家族の絆も深まりました。
私を大きく変えてくれたとも思います。
そういう意味で言うと、今現在はこうくんに障害があったことで失った物より得た物の方が多くなってきていると思います。
おそらくこれは、最初はマイナスでもプラスが増えていくようにしていけば、年月と共にプラマイゼロになってプラスになっていく・・・って感じだと思います。
プラスが増えていくって事は、どんどん幸せになるって事だと思います。
まずは、プラマイゼロを目指せばいいですよね。
しまなみ
こうまま
うん。
長生きして、プラスが増えていくといいよね~。
最後に笑えばいいんだと思う。
ペンネ夫人
「目の前の娘はすごく可愛くて大切だが、この子の障害は好きじゃない。だって障害だから。
もし技術が進んで、この疾患の原因になる染色体をピンセットで抜いて健常になるとかが開発されたら、どんな苦労をしてでも全部抜きます。
それは、日々この子を通じてよい出会いがあるとか、小さなことが喜べるようになったとかいう気づきとは全く別のものです。人によるかもしれないけど」
と仰ったのを、なるほど、それはそれこれはこれでいいんだとすごく納得したのを覚えています。
(自分には”障害のある子の母”という当事者性はないので、その辺りをどう捉えたらいいのか当時こわごわ現場にいた時代で)
このブログのファンとしては、こうくん氏がこうまま様をお母さまとして、お二人がここ(どこだ)におられることをとても喜ぶ、という気持ちです。
こうまま
そうそうそうなんです。
こうくんのおかげで良い出会いもいっぱいあったし、こうくんのおかげで私自身180度考え方が変わって、今の自分の方が好きだから、それはこうくんのおかげなんです。
感謝しています。
でも、それはそれ。
障害を受け入れるとかとは全く別の話なんです。
山本憲子
ご無沙汰しています。時折ブログを読ませていただいています。
この記事には心が動きました。実感です。
私が障害児教育の勉強を始めた頃に長女を出産。次女を産んだ頃に長女に軽い障害があることがわかりました。
自分が勉強していることと、自分の身に起こっていることが結びつかず、人知れずずっと悩んできました。今も仕事としては受け入れているのに・・・
だから障害児教育に携わっているのか、と自問自答しながら。
今後もずっと悩んでいく私の命題だと思っています。
こうまま
ご無沙汰しています。
コメントありがとうございます。
日々、発達に凸凹のあるお子さんを育てる母たちの悩みや苦しみと向き合いながら、私もずっと悩みながら今の仕事を続けていくのだろうと思います。
又飲みましょうね!!!