私は
「乳ガンが疑われる患者」として
県立のがんセンターに通っていました。
そして
本日、ようやく「良性」の乳腺繊維腺腫であることが判明し
「半年ごとに経過をみていく患者」
になりました。
検査結果が出るのに時間かかったのは
わたしの右胸の「しこり」がとても特殊なタイプの乳腺繊維腺腫(良性の腫瘍)で、悪性に見間違いやすいものだったためです。
なかなかはっきりと「良性」の診断がつかず、検査が繰り返されたのです。
「しこり」は良性でしたが
早期乳ガンのサインとされる「石灰化」も多くあるため楽観は出来ません。
でも、
半年ごとに「県立がんセンター」で定期検査していただけるなら
今現在は何ともない人よりも安心なんじゃないかと思ったりします。
(注・検診目的ではがんセンターの受診はできません。がんが疑われる、あるいは、診断されている人のみが対象です。)
ことの始まりは2月はじめの人間ドック。
40を超えてから毎年受けていて、今年で3回目。
一般コースにレディスコース(乳ガン&子宮ガン)を加えて受けています。
2週間後に結果が来たのですが
乳ガン検査の「マンモグラフィー」というX線検査で「腫瘍」が見つかり「要精検(=精密検査受けてね)」
実は、マンモグラフィーでの「要精検」は初めてではありません。
毎年です。
で、毎回、何でもないので今回もそうだと思っていました。
でも、今回は
触診でも直径1センチの腫瘍があるって書いてあって
ええ~って思って触ったら
確かにあるのです。
以前、「こういう感じだよ」と触らせてもらった乳ガン疑似体験グッズ(?)とほぼ同じ感触の「しこり」が。
さ~~~~~
っと血の気が引いていく感触。
すぐにネットで病院を検索し
知り合いのドクターにもお聞きして
県立のがんセンターを受診。
その日にマンモグラフィーと超音波とCT。
2週間後に細胞診(針さして細胞を吸引して検査します。麻酔なし)
超音波の映像を見ながら「じゃ、針はいるよ~。白い部分に刺さったの見える?ここを崩して細胞を採るからね(ぐりぐりぐり)。あと10頑張って。1、2、3、・・・」
痛すぎ。
画面なんか見たくない。
刺激強すぎる視覚支援はいらん!!
でも、「あと10」という見通しは助かりました。
2週間後の結果
「病理検査室は疑わしいが良性か悪性か判別できないと言っている。白黒はっきりさせたいなら、もう少し詳しい検査が要る」といわれ、もちろんお願いする。
2週間後にマンモトーム生検(ストローくらいの針さして、組織を採り検査する。麻酔あり)
検査後、激しい運動はダメだけど、すぐに帰れると聞いていたのに、あまりの痛さに動けず。
ベットで3時間ほど休ませてもらい、痛み止めを処方してもらって帰宅。
こうくんのウンチ処理が出来ず、ばあちゃんを呼ぶ。
ただの検査なのに・・実際に切ったらどうなるんだ(呆然)
翌日、止血した状態でつぼみの作成会と某保育園での子育て講演会のダブル。
2週間後の結果
「病理検査室からの検査結果は、乳腺繊維腺腫か葉状腫瘍かが判別できない。よって、切除すべし。」(繊維腺腫は良性だが、葉状腫瘍は悪性の場合がある)
ここで、ふつーなら切る(手術する)ところを
ドクターが
「判別できないのに切るのはどうかと思う。セカンドオピニオンとりませんか?」と言って下さったので
前回のマンモトームでとった組織を東京の病理アカデミーに送って検査していただくことに。
で、その2週間後が今日だったのでした。
良性で良かったです。
ピンクリボン
乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝えるシンボルマークです。
乳ガンは早期に発見されれば命を落とすことは少ないガンだそうです。
でも、進行は早く、とりわけ若い方の場合、深刻です。
『余命1ヶ月の花嫁』
乳ガンと闘い、24才で亡くなった長島千恵さんからのメッセージ。
「みなさんに明日が来ることは奇跡です。
それを知っているだけで
日常は幸せなことだらけであふれています。」
私は
こうくんを授かって
五体満足であることがどれほど貴重なことかを知り
今回
生きていられることが
どれほど奇跡的なことであるかを知りました。
いまの自分の状況が「当たり前」なのではなく
貴重で有り難い事なのだと自覚し、それに感謝しています。
健康であることは幸せなことです。
でも
健康でありつづけるために
どうかみなさん
健康診断受けて下さい。
この記事は
みなさんに健康診断をうけていただくために敢えて書きました。
健診なんてめんどくさいな~と思っていた方が
「やっぱ受けとこかな」と思って受けて下さったら嬉しいです。
この記事へのコメント
かものはし
自分の命でも、預かっている感じです。
最後にちゃんと返さなきゃって。
(変な理屈だけど。)
でも、命って、変に強いのに、変に弱い。
手から命が、こぼれそうになります。
お母様方は、自分のことは、
後回しになりがちだろうし、
手伝ってもらえなかったりして、
大変だと思いますが、
自分の事も大切にしてくださいね。
ルナルナ
そして私がいなかったら、2人の息子はこの世に存在していなかったのだから。
私も35歳を過ぎてから、夫の職場の健康診断を受けられるようになりました。
もちろん「婦人科健診(子宮がん、乳がん)」も含めてです。
うちは夫婦とも片親をガンで亡くしているので、やはり神経質になってしまいます。
こうままさん、マンモを受けられたのですね。あれは痛いです(>_<)でもそれを受けるほうがガンの発見率は高いそうで。。。
私も気をつけなければいけない年頃になりました。
良性でよかったです。
今年から「メタボ」の項目が増えて、そっちが心配な私たち(>_<)
Rosamonde
場所は左胸でした。検査している時に、ドクターがビックリして、「腫瘍が逃げてる」と言って、大騒ぎ(?)になり、白い巨塔みたいな光景になってしまいました(爆笑)。
検査の時に、腫瘍の細胞が取れず、腫瘍が動いて、「腫瘍が逃げてる」と言うことですわ。
良性の場合は、腫瘍は動くので大丈夫です。が、私の母が今から14年前に、乳ガンになりました。
当時の生存率は、10年後生きてる確率は20%だと言われました。14年経ってもピンピンです。
ピンクリボンと言えば、ピンクリボンキティちゃんが中部国際空港(セントレア)のショップで売られていました。
私たち夫婦もメタボが心配なんですけど。今から対策中です(苦笑)。
こうまま
ああ、確かに命ってもらったものですよね。
大切に預かってきちんと返さないと。
素敵な考え方ですね。
ありがとうございます。
◇ルナルナさん
マンモグラフィーは初めて受けたときはこんな屈辱的で失礼な検査あるか!!と思いましたよ。
出産経験者ですから、子宮ガン検診は100歩譲って許せましたが・・・。
でも、ああやってぺったんこにすることで被爆量を最小限度に抑えて投影できることを知って納得しました。
◇Rosamondeさん
まぁ!!!そうでしたか。
私も経過次第では摘出するようです。
いくら良性でも大きくなっちゃうと困りますから。
その時は、先輩!!いろいろ教えて下差稲音符
Chiara
検査大変でしたね。でも良性で良かったですね。
母が乳がん経験者(術後すでに20年ですが、幸い元気にしていてくれます。)の私にもひとごとではありません。
私も毎年マンモグラフィー受けてます。
マンモが痛くない時期があるそうで(確か生理後何週目か)その時期に受けるよう言われてますので今まで痛かったことはありません。
なんとこちらはその後、放射線科医が結果の写真を持って来て問題なくても再度、丁寧な触診があります。何で問題ないのに触診するんだろう?と思いながらもしょうがないから受けてますけど。
40過ぎると可能性が高まるから気をつけるように母の執刀医いわれたのを思い出しました。
思い出させてくださってありがとう。
ドリー
でもそんな診断を受けていたなんて…
本当に大変でしたね。
自分に振りかえっていろいろ考えさせられました。
書いてくださってありがとうございました。
しーにゃん
一度、癌の診断を受けると まったく
検査検査の日々、同僚に病院ばっかり
行ってるね。って会社さぼってるような言い方されて検査行きにくくなったこともあったけど、この本読んで世界感がかわりました。今生きている奇跡に毎日感謝だよ。
ふみちち
健康に自信があったわけではなく、単に行きそびれただけ。この間、持病の“喘息発作”は息を潜め、死ぬほど痛かった左ひざの痛みもすっかり消えて今ではスクワットができるまでに回復したのですが、年々襲いくる体力低下には勝てず、不安は大きくなるばかり。
もうすぐ「天命を知る」年を迎えます。
きっかけはどこにあるかわかりませんが、こうままさんのブログに感謝し、今年こそは健康診断受けたいと思います。
ますますのご活躍のためにも、お体を大切になさってください。m(__)m
こうまま
ええ~。
マンモが痛くない時期があるんですかっっ。
これまでは人間ドックで時期を選べなかったけど、今後は予約で検診なので選べますので、トライしてみます。
生理の何週間後でしょうか~。
ちなみに、日本でもマンモと触診はセットですよ~。
◇ドリーさん
自分の体をいたわるって大事な事なんだな~と思います。
気づかせてくれた今回の件に感謝です。
◇し~にゃん
うん。速効で次の日に買って、その日に読んじゃいました。
ホント、検査ばっかり。
でも、医者個人のカンと経験じゃなく、EBM(科学的根拠による治療)って考え方は正しいと思うので、そのために検査検査になるんだよね。
お互い、真面目に検診受けようね~。
◇ふみちち
そそ。
そういう「単に行きそびれている」ってのが一番アカンのですよ。
「矩を踰えない」年まで長生きするためにも、どうか健康診断を!!
Rosamonde
朝9時頃に病院入りしたら、家に帰ったのはお昼前でしたからね。うちの母が手術時間の短さに驚いてしまいましたわ(爆笑)。
腫瘍は記念にお持ち帰りを企んでいたが、ドクターから「腫瘍はお持ち帰りは出来ません」と言われ、見事にわたくしの企みは頓挫したと言うことでした(大爆笑)。
腫瘍は白色の大きなあめ玉みたいな感じです。私の時で3~4センチの大きなあめ玉が腫瘍だったのでした。
こうままさん、麻酔は大丈夫でしょうか? わたくし、自閉さんなので、人一倍麻酔が効きやすい体質だとわかっていたので、普通の方の2/3くらいの麻酔でないと大変でした。
初手術は盲腸。下半身麻酔どころか2/3半身麻酔になってしまったらしく、盲腸と診断したドクターが『しまった。麻酔の量が多すぎた』と言っていましたからね。私は人一倍麻酔が効きやすい体質であることがわかりましたからね。
日帰り手術の時でも、手術の同意書が出てくるかと思いますが、よく読んでおいてくださいね。最後の方に『手術ミス等に関しては一切苦情を言いません』と言うような項目が書いてあるかと思います。
一度同意書にサインをしたら、もし、医療ミスが起こっても文句が言えません。自分の麻酔の体質も知っておいた方がいいのかもしれません。
今後、手術を受ける時には、人一倍麻酔が効きやすいので、『部分麻酔なら受けますが、全身麻酔での手術は一切受けません』と頑固に言って、認められないと同意書にはサインをしないことにしています。
と言うことで。
sakuraume
ちょうど私も今日早期発見できた知人の話を聞いて 人間ドックいくべ!!!と固く誓ったところでした。
maruも養護学校中学部へ入学しました!
環境の変化はかなり過酷です。
この毎日 記録に・・・とblog UPしました。またのぞいてくださいね!
こうまま
そ・・そうなのですかぁ・・
私、5分で済んですぐに帰れると言われたマンモトーム生検で、針さしたまんまぐりぐりあっちこっち中で枝分かれして刺されて、結局20分以上かかったんです。
更に麻酔が切れたら痛くて動けなくて3時間ベットの上。
検査だけで3時間半
そんな私は、かな~りゆとりを持って考えておかないとイカンですよね。
いろいろ詳しくありがとうございました♪
こうまま
そうでしたかっっ。
お近くにそういう方がいると「行こう」という気になりますよね。
どうぞ、人間ドック、行って下さい。
maruくん、入学おめでとうございます。
制服ないのですね・・・
見たかったのに。
高等部はあるの??
こうくんも、ものすごい変化です。
教室に視覚支援は一切ありません。
まぁ、写真も絵もわからないこうくんなので、絵カードがないのは別に構わないんですけどもね(爆)
Rosamonde
実は、私も良性か悪性かの検査した時は、何と30分以上かかってしまいました。30分以上かかった理由は、最初のコメントにも書いていますが、『腫瘍が動きまくっていて、腫瘍に針が全く刺さらない状態』が30分以上かかった理由でした。
検査担当ドクターから『腫瘍が逃げてる~』と大騒ぎ状態になり、お偉方のドクターやら看護師さんなど検査室にいた医療関係者が全員駆けつけることになったと言うオマケがつきました(爆笑)。
医療関係者が全員私の検査に来てしまったから、『白い巨塔状態』なんですよ(大爆笑)。
私が検査を受けた時と、似たような状態だったんですか~?
ではでは。
Chiara
確か胸の組織が柔らかくなっているから挟みやすいと言っていたような…。
でも挟まれているからやっぱり不快感はありますよ。
確か生理前や排卵直前だったら胸が張っていたりしてさらに痛そうですね。
ご参考まで
まっち
検査は苦手で
毎年後伸ばしにしていました。
今年から発達障害支援のNPOを立ち上げ
事業を始めます。
健康管理も仕事の一部と思い
今年は連れ合いの
家族ドックということで
申し込んでみようと考えています。
いいきっかけになり
ありがとうございました。
こうままさん
お忙しい中ご自愛くださいね。
こうまま
うわぁ・・30分ですかっっっ。
ひぃぃぃぃ。
でも、動いて時間がかかるは良性の可能性が高いんですね。
◇Charaさん
なるほど。
生理開始後10日ですね。
今後検査予約する際に気をつけます。
いい情報ありがとうございます!!
◇まっちさん
お久しぶりです!!
NPO設立&事業開始、おめでとうございます。
お元気そうで何よりでございます。
「いいきかっけ」と言ってくださる人いれば、記事を書いた甲斐があったというもの。
是非、ホントに行って下さいね!!(しつこい・・)