「冷蔵庫を開けて下さい」カードと「ご褒美のHARIBO」カードの2枚だけを残して
家中にあった全ての写真カードを処分しました。
意味が分からないカード
使えないカード
そんなものに囲まれていたって
幸せにはなれません。
不安になるだけです。
私だって、ラテン語で書かれた紙が壁中に貼られた部屋なんかでは暮らしたくないです。
呪いの呪文とか書かれてないかって思ったら気味悪いもん。
随分遠回りをしてしまいました。
カードがなかったら
みんな実物で示すしかないから、実物持ってきます。
カードに依存して、分かってないカード見せて支援してる気になったらアカンのです。
こうくんは
行動と結びついた実物1個が何とかギリギリわかる子なのだから、実物で示せばいい。
私がそう開き直ってから
こうくんは、とっても落ち着いています。
これまで、随分無理をさせてしまっていたんですね。
春休み、「実物提示」でじっくり取り組んでみて
この方向でいいのだと確信できたので
妙な色気が出ない様に、カードは処分することにしたのです。
学校があるかないかは
制服がいつもの場所に出てるか出てないかで示せばいい。
食事なら一品持ってきて見せればいいし
お風呂なら大好きな手桶を持ってくればいい。
ただ、それだけのこと。
それだけのことで
すっかり安心して落ち着いて生活できるんです。
ようやく、吹っ切れました。
マッチングも
もう、こだわらないことにしました。
文字も絵も写真も
わからないものはわからないんです。
わからないモノは排除して
わかるモノで示せばいい。
それでいいんです。
この記事へのコメント
とよっち
絵カードが理解できないから、能力が劣っているのではない。コミュニケーションの手がかりが違うだけ・・・。
こうくんは「できる男」です。賢いやつでもあります。人とのやりとりの上手な子です。初めて会ったときから感じています。上手なだけに違う手掛かりで示されても混乱するんですよね。
今回もこうくんに教えてもらったな~。
あられ
全く つきあいのナイ私へ、
スケジュールの赤枠を持ってきた こうくんが忘れられません。
応える術のない自分が恥ずかしかった。
とよっちさんの おっしゃるように「できる男」ですよね。
ホントに。
りーりー母
胸にズシンと響く言葉でした。
親の自己満足にならないように、子供にとって、その支援はどうなのか・・・一つ一つ確認しながら考えて行こうと思います。
本人が、“分かって落ち着ける”って、とても大切な事ですね。
きらママ
素敵です。
きらも結構現物要求、実物提示は多いですよ。
お風呂に入りたかったら、パジャマセットを持ってくる・・
それでもわからない人には…手を引いてお風呂場に連れていく。
うるうる瞳で、心の声で(風呂入れろ!!)
のどが渇いたら、コップを持ってくる・・
おなかがすいたらごはんちゃわんを持ってくる。
私が邪魔だったら(オイオイ)・・・私のバックとジャケットと鍵を私に持ってくる。
そして、私の背中を押す。
お出かけしたいときには、なぜかカギだけだったり・・
お出かけ先の同道具を持ってきたりだから・・
カードばかりじゃ~、マリオネット君疲れちゃうと私も思います。
できる男=こうくん
素敵な青年になりそうだ~~~!!
げげ
その方が本人も親も楽だと気付いたので。
私も「支援してる気」にならないように気をつけないとなぁと思いました。
mio
この記事読んでホッとしたかも
私ね、プリンスにはカードは無理
って随分前に悟ってしまってたんだけど
実はカミングアウトできなかったの^^;;
うちの子、一日の流れはとてもよくわかってて
結構臨機応変に対応できるし
自分の意思はきっちり伝えられる能力を持ってるの。
それこそきらくんと同じようにのどが渇けば
食器棚からコップを持ってくる、
お風呂に入る時間が近づけば今まで戯れていた
癒し系グッズを部屋の隅っこに片付けるという方法で
父に『お風呂やで』をアピール
その他もろもろホントに分かりやすい^^
こちら側からのお願いだと
「行くよ!」「おしっこ行っておいで」
「これ片付けてきて」
などは言葉かけで通るのでホント楽になった。
だからこれでええやん♪
でやってきてたんだけど
こんなのこちら側の勝手な言い訳で
本当はもっときっちりスケージュール提示や
絵カードをやらなければいけないのかな?
私、手抜きしすぎてるのかな?
と迷いが生じる事もあった。
1年に1回くらい(爆)
わかる方法でお互いやっていけばいい
これからは自信をもってやっていきます。
ゆっくんママ
同じ立場の親からは言えないこと・・とずっと思ってたので、
ホッとしました。
(もちろんCoはPECSで続けるのでしょ?)
かくいう私も同じでした。
富士山伝説をどれだけ作ってしまったことか・・。
でも決して無駄ではなかったと思うよ~。
今の穏やかな暮らしがあるのだし・・。
以前こうままが言ってたように、具体物のツールを紹介してもらえると、遠回りしなくてすむ親御さんがもっと増えると思います。
今度はこれを周りににどう伝えるか・・なのよね。
親だって時間がかかったので、なかなか険しい道かとは思いますが・・。
こうまま
こんなにいっぱいコメントが(爆)
皆さん、ありがとうございます。
こうくんが実物提示の子であることはずっと以前から分かっていたし、NC研修でもそう確信したのですが、分かるカードが数枚あったせいで(トイレとかプールとか)、ついつい頑張ればも少しイケルんじゃないかって思ってしまって、カード処分には至っていませんでした。
開き直れたのは、ディサービスや作成会で色々なお子さんを知ったからかもしれません。
「分かる」ってこういうことなんだ~って。
絵や写真が分かる子は、ホントにあまりにもカンタンにあっけなく「分かる」んですよね。
で、お子さんがすごくサクサク動けて、親子共に楽になる。
本に書いてあるとおりだ~って(笑)
こうくんでは一度もうまくいった経験がないので、他のお子さんの例を目の前で見て、こうくんにはこうくんがわかる「てがかり」が必要なんだとやっと思えた。
あ、あと
わかるとちゃんと主体的に動けることが、自立課題で確認できたことも大きかったです。
わかることで積み上げていく
これですなぁぁぁ。
のんたん
私は、いい人間では無いので・・。
こうまま
どんな意味で安心したんじゃい?