2012年05月30日

感涙・・・ちゃんと機能してる!!

GW中に頑張って取り組んだこうくんの「見通し3段ロッカー」
K428-10.bmp K428-8.bmp
【参照記事:恒例GW大工仕事】
複数の活動の見通しが、どうやったらこうくんに理解できるのかは、ここ数年の課題だった。
見通し3段ロッカーがどの程度機能しているのか、実はイマイチ確信が持てていなかった。

今日の放課後、「見通し3段ロッカー」がない構造で作業とご褒美や休憩に取り組んでいたこうくん。
途中で何か勘違いして外に出てヘルパーの車に籠城。
作業課題とスナック菓子で交渉。(次の活動は作業課題で、その後にお菓子だよ)
目の前で食べて見せたりして、何とか交渉成立して作業の部屋に戻ってきたこうくん。
頑張って作業課題に取り組む姿が何ともけなげ。

何が分からなくて外に行っちゃったのかな?
ヘルパーさんと外出って勘違いしたのかな?

もしかして。
「見通し3段ロッカー」がないから先の見通しが持てなかった?
ロッカーが空だから、終了だと思った?

ってことは
あの「見通し3段ロッカー」で
ここで何をどれくらいやるか
ロッカーに置いてあるものがなくなったら終わって帰る
が見通せていたのか??
私のGWの取り組みは実は成功していたのか?

でもでもでも。
今までも
これでどうだ~ってやってダメでがっかり・・・を繰り返してきたから
ぬか喜びしたくないという気持ちがすごくあって
すっごく臆病になってる私。
そうじゃないかもしれないと無理矢理思い込み様子を見ていたら・・

「見通し3段ロッカー」にブツ(これからの活動)が置かれたら
何度も見に来て、何があるか確かめている!!
そして
外に出ようとはせず
指示されたことを淡々とこなしている。

「見通し3段ロッカー」は
ちゃんと機能していたんだ!!!!!

感涙。

「終わったら次はコレ」
だけの世界だったこうくんが
いくつかの活動を見通して(順番はわからなくても)
行動できるようになりつつあるんだ。

これは
こうくんにとっては
ものすごい大きな一歩だ。
この壁が何年も超えられずにいた。
去年の夏もかなり頑張ったけど、できなかった。

帰り道
嬉しくて
嬉しくて
こうくんを乗せて
山道をわんわん泣きながら運転していたら
こうくんに後ろからぱか~んと頭を殴られた(爆)
いつもと様子がちがうお母さんは不安だよね。
でも
今日は全然痛くないよ。(ウソ)

posted by こうまま at 18:55| Comment(5) | TrackBack(0) | 実践報告 | 更新情報をチェックする

2009年10月24日

物理的構造化と言われても・・・

私は講演などで家庭での実践を紹介する際に「構造化」とか「視覚支援」という単語は使いません。
だって私自身「構造化」って意味がよくわかってないし、「視覚支援」て言うと絵カードを見せることだと誤解されちゃったりするので。
なので
「わかって自分で動けるようにする」とか「見てわかるようにお膳立てをする」とか「1人でできるように下駄をはかせる」とか言ってます(爆)
なのに
「自宅のお部屋はどういった物理的構造化をされてますか?」なんて聞かれちゃうことがあります(苦笑)

確かに、スケジュールは具体物でわかるように示していますという話しはしても
お部屋というか空間をどうわかりやすくしているかということに関してはあまり話してないですね・・・
ってか
お話しできるような実践をしてないので、面目ないって感じです。

我が家は1部屋1目的なのでお部屋自体はこれといった工夫はしていません。
パーテーションも目隠しカーテンもありません。
でも、そこら辺にある日用雑貨や家具などは良く使います。

朝、大活躍するのがフォンが保育園時代に使っていた「お昼寝布団」
私の母の手作り(もとは多分毛布)です。

huton-1.jpg
もともとはリラックススペース(紙芸OKスペース)として使っていました。
最近はでかくなって勝手に座布団も追加しています。
朝起きてから数分は体が起きないらしく、1階の居間で転がっています。

huton-3.jpg
丸椅子&布団&座布団=「ほれ、つめ切るぞ~」

この状態にすると自分から来て座り、足を座布団の上に置きます。
下の布団との段差に足の指部分を出せるようになって(ここがめっちゃハードル高かったの!!)爪切りがとっても楽になりました。
(注・爪切りを見せてもそれを指ではじいて遊んでしまうんですけどもね~)

ここ1年毎朝切っていますが、触るだけの日が多くて、ようやく先月、親指2本だけは切れるようになって喜んでいたのです。
それが!!!
先日ゆうの勉強会に講師でお呼びしている華山先生から別件(予防接種への道)で「嫌な感覚の間中HARIBOをあげつづける」というワザ(?)を教わったので、
爪切り&チーズで実行したところ、たった3日で10本とも切れるようになりました。
やっぱ・・やり方なんですねぇ(苦笑)

10本一気に切って、でっかいスモークチーズをゲットした時のこうくんのはにんかんだ様なやり遂げた様な笑顔は、初めて課題が1人でできた時の笑顔と同じでした。

huton-4.jpg
青いタオル&座布団&布団=「仕上げ磨きするから仰向けに寝転がってね♪」

最近歯科検診がうまくいかない(診察台に寝ることが出来ない)ので
仕上げ歯磨きを寝た状態ですることから練習を始めました。
座布団を二つにたたんで枕にして、そこにタオルを置いて仰向けに寝るという練習をしました。
キシリトールガムが結構いいお仕事をしてくれて、ほんの6日でタオルをのせて呼ぶと、自分から仰向けに寝転がるようになりました。

hamigaki-2.jpg hamigaki-1.jpg
使用するものも徐々に増やして、2種類の歯ブラシと歯石取りの器具とフッ素ジェル(青矢印)になっています。(あとは何するのかな?)
今日は2階のリビングでもOKでした。
いろいろな場所でこれが成功すれば、歯科の診察台に青のドラゴンズタオルを置けばOKになるんじゃないかともくろんでいます。(甘いか)
現在、歯石を取る先のとがった器具で歯をガリガリできるまでになりました。
キシリトールガムもエライわ~。

huton-2.jpg 
カゴ&丸椅子の上に服&布団=「自分で着替えてね」

これは、講演でも良く使ってる写真ですが
こうしておけば、自分で勝手に服脱いで(全部脱ぎます。パジャマだけ脱ぐってのは教えられませんでした)服を着ることができます。
kigae-1.jpg
ボタンはプットイン(コイン&穴)で慣れていたので、自分でやると言い張ってホント困りましたが(どう見ても無理っぽかったし)
最後は根性でねじ込んでできるようになりました。
スゴイもんです。

何だか、ゆるい話でスミマセン。
我が家はこんな感じです。

でも
わかれば何でもいいと思ってます。
posted by こうまま at 12:24| Comment(4) | TrackBack(0) | 実践報告 | 更新情報をチェックする

2009年06月27日

PECSフォローアップin豊橋

大口町での愛キャラネットの定例会に参加後
一路、豊橋へ。
今回、初めてETC割引の恩恵を被ることができました(笑)

今回のフォローアップ
実は、私はトンデモなく勇気がいることをする予定で
数日前から胃がきりきりしていました。

フォローアップでの事例発表自体は3回目で4事例目なのですが
今回は保護者としての発表。

こうくんのPECS10年間を動画で振り返って

①具体物で選べているがカードでの弁別が難しいこうくんに、今後どのようにPh3を進めていけばいいか。
②クレーンは本当にコミュニケーションではないのか。

をお聞きするという大胆なもの。

絵カード交換式コミュンケーションシステムを習得するためのワークショップのフォローアップで「絵カードは理解出来ないので全て処分して実物での選択を徹底したら、とっても生活が安定しました。」と発表する訳ですから
そりゃ~、も~、無謀です。

でも、
前回の岡崎フォローアップの懇親会で服巻先生に少しご相談させて頂いた際に
動画を見てアドバイスしましょうと言って下さったので
勇気を振り絞っての発表でした。

pecsF-toyo-01.jpg
参加者は20名ほど。
ほぼ全員顔見知りだったので、和気藹々という感じ。

I病院言語室での事例発表とT養護学校での実践発表が終わった時点で、すでに終了予定時間が近くなっていたので
「あのぉ~、時間がなければ私は次回でもいいんですがぁ」とすっかり気弱になるワタクシ。

何だかもう、頭が真っ白状態で
こんなに緊張してお話したのは生まれて初めてでした。

絵カードを処分するきかっけになったエピソードを話そうとしたら
その時の「どう頑張ってもどうにもならないこともあるんだ」と頭では分かっているのに涙がぼろぼろ出てきて、車の中でわんわん泣いた時の記憶と感情がよみがえってきてしまい
涙がこみ上げてきて一瞬話せなくなってしまいました。

何とか頑張って最後まで話すことができたのですが
すっかり力を使い果たしてしまったワタクシ。
pecsF-toyo-03.jpg
座り込んで服巻先生のコメント&アドバイスをお聞きするという不届き千万なことをしてしまいました。
反省デス。

私は
1年半ほど前に服巻先生がおっしゃった「すごく重い子でも、行動の統制、制御が効いていれば地域生活は出来ますよ」という言葉を頼りに取り組んできました。

その先生が、コメントの初っぱなに
「彼はグループホームでも生活できると思いますよ」
とおっしゃったのです。

号泣・・

具体物でのスケジュール提示も評価してくださって
「このまま具体物で進めていけばいい」と。
「選択も絵カードにこだわらなくていい」と。

もう、脱力。
これまでの撃沈の数々が報われる思いがしました。

今後の進め方に関して
いくつかアドバイスも頂くことも出来ました。

私は日本の療育センターなどで指導を受けた経験がないので
これまで全て独学で手探りでやってきました。
なので、今回はとても貴重な機会を頂くことができました。
ありがとうございました。

ちなみに、クレーンについては何も触れられませんでした。


セミナー後は豊橋駅前の鹿児島料理のお店で懇親会。
服巻先生もご参加くださいました。
pecsF-toyo-02.jpg
はじけるNドクター(こうくんの主治医)
素敵です♪






posted by こうまま at 00:00| Comment(7) | TrackBack(0) | 実践報告 | 更新情報をチェックする

2008年12月23日

長期休暇恒例?自立課題制作

今日から冬休みです。
今日は天気もそんなによくなかったので
長期休暇恒例(?)の課題づくりをしました。
今回のテーマは「量」
出来る課題で量を増やして、少し時間が長くできるように。

午前中に8個作ったのですが
そのうち5個はいけそうだったので、昼食後に再構造化して自立課題へ。
2つは個別課題にして、1個は廃棄(爆)
やっぱ無理なモンは無理なんだなぁって毎回思う。

hashiputin-1.jpg hashiputin-2.jpg  
介助箸でスポンジを挟んで入れる課題。
終わった後にお箸をどうすればいいか迷っていたので
穴を2つあけて箸を刺すようにしたらOKでした。
スポンジはあと10個は増やせそうですが、重なってるといらいらしてたので、まぁ、この程度にしておきます。

pegL1.jpg pegL2.jpg
ペグさし。
もう、気持ちいいくらいにしゃかしゃかやります。
これは得意ですねぇぇ。
あと20位は増やせそうな感じ。

putinY-1.jpg
貯金箱。
入れる方向が難しいのと量が多いのとで、いらいらモード。
貯金箱を外に出して入れやすい方向で入れて、
終わったら箱の○穴に戻す、にしたらOKでした。
かなり量は多いですが、いけそうです。
これは、頑張って頂きましょう。

putin2-1.jpg
今日の課題ではこれが一番ヒットでした。
これまでいくつも同じようなのを作っていますが
「ブツ」の見本を見てる感じがしたのは初!!です。
入れるボックスを迷っていません。
今はそれしか入らない大きさにカットしてありますが
少しずつ穴を広げていって、見本だけを頼りにプットイン出来る日が来ないモンでしょうかねぇぇぇ~?
ちょっと可能性を感じちゃったりしました。

soyL1.jpg soyL2.jpg
お弁当用のソース入れの組み立て課題。
これまでにも何種類かしていますが、組み立てたものを入れる場所を指定するのは初。
やはり、見ていません。
色紙でも貼ろうかと思ったりもしましたが、何度かマリオネットで教えたらいけそうな感じ。
なので、このままでやってみます。

で、廃棄になったのはこちら(爆)
katahame4-1.jpg
型はめ。(しつこいっっ)
見てるし、入れる場所もあってるけど
方向がどうにも無理。
何ともならない、かあちゃん助けてって顔してるので
方向を迷わないように作り直して個別課題でやろうかとも思ったけど
このタイプの個別課題はいっぱいあるので廃棄することに。

型はめ、マッチングはやっぱり鬼門です。
色弁別は絶対無理だから、もうすっかり開き直ったんだけど
型はめは出来るのもあるので、つい、しつこく作っちゃいます。

冬休みは寒くてなかなか外遊びはできないので
新しい課題をいっぱい作ってやってもらおうと思っています。
大掃除前に山のような空き箱を片づけねば・・・なのです。
50個くらいは作れそうな位の材料が部屋を占領していて
日々、こう父の視線に怯えているこうままなのでした。
ははは・・・。
























posted by こうまま at 15:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 実践報告 | 更新情報をチェックする

2008年09月30日

最近の自立課題

最近は量がどんどん増えています。

Ktask0809-1.jpg
これがだいたい1回の量。
1つ1つの課題が単純なものなので、大量に見えますが
時間にして数分で終わります。

Ktask0809-2.jpg
「何で母ちゃん、今日はそこにいるの?」
ずるして好きな課題抜き出して先にやろうとしてるトコをぱちり。
速攻で戻してました(笑)

一体、どのくらいまで増やせるんだろ~?
量を増やしても、怒るどころか、
スピードがアップして
感覚遊びが少なくなっていることにビックリします。

ビデオ撮らなきゃ!と思って用意してるうちに
終わっちゃいました。

こうくんは1つの課題の中の材料を増やすより
課題自体の数を増やす方がストレスがないようなのですが
少しずつ、材料を増やして様子を見ています。

学校での作業の日は同じ作業をずっと1日しているそうなので
それを思えば、も少し増やしてもいいのかな~とも思います。

何にしても
トークンがまだイマイチ理解不能なので、ご褒美がいつまでもHARIBOになっちゃってるのが気になります。
なんとかトークン入らないかな~。

posted by こうまま at 20:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 実践報告 | 更新情報をチェックする

2008年09月26日

ダメと言う前に・・・

ゆうの児童ディサービスは「てくてく」といいます。(命名:こうまま)
現在、1単位目が就学前のお子さんで2単位目が学齢児さんです。

1単位目のIくん(年中)はコピーされた紙がコピー機から出てくるのを見るのがすごく好きで、活動と活動の間などで、ちょっと時間があくと事務所にやってきます。
その日は特に気になって気になってしかたないらしく、何度も何度もやってきます。

なので、とよっちが
そこら辺にあった紙の裏にコピー機の絵を描いて、I君と一緒にスケジュールに貼りに行きました。(注・てくてくにはホワイトボード用のペンで描けるベラクロ付きの白カードが用意してありますが、事務所にはなかったので)

Iくん、それからぱったり事務所に来なくなったので、いつ来るのかな~、スケジュールのどこに貼ったのかな~と思って待っていたら
昼食後に、セロテープのついたぺらぺらの紙片を持って、事務所にやってきました。

おお~~~
こんなに長い間待てて、すごいな~
ちゃんと伝わってたんだ。

渡されたその紙片を見たら・・・

aisei-5.jpg
ぶはははは・・・
Iくん、この絵でよく分かったな~。
分かれば何でもいいし、こういう時は速攻なのでこうなりますね。

aisei-3.jpg aisei-4.jpg
Iくん自身にコピーをしてもらおうと言うことで
ケーキにサンタさんのペグを指す課題にお手伝いいただきました。

aisei-1.jpg
最初、コピーしたら1本指して・・とやったら、
Iくんは出るとことが見たい訳なので流れ的に当然NG。

aisei-2.jpg
ペグをさしてからコピーのボタンを押し、ゆっくりご堪能頂き
満足したら次のペグをさしてコピー・・・・
と変えたら、スムーズに動き出しました。

サンタさんのペグが減っていくのを確認しながら
「まだ、あるよ」
「まだ、あるよ」
「おしま~い」
と言って、てくてくのお部屋に戻っていきました。

おかげさまで
先日の勉強会で大量消費したPECSの記録用紙を補充できました。

「だめだめ、ここは入らないでね」ではなく
いつならOKなのか

「だめだめ、これは触らないでね」ではなく
どう扱えばOKなのか

そして
一人でやり終えて満足して頂くにはどうすればいいか

そんなことを、瞬時に考えて組み立てて支援していくのが、とよっちは上手です。(本能でやってるので、考えてやってるかどうかは分からんが。)
こういう支援が、この子たちの「やる気」とか「自尊心」を育むのだろうなぁと思いました。

取りあえず「ダメ」と言いそうになったら、言う前に
どうしたら「ダメ」と言わずにすむかを考えるクセはつけたいな~と思います。
いいアイディアが思いつかない事も多々あると思うけれど。

我が家でも
「も~、こんなに紙くずだらけにして!!」と言いたくなったら
無言でゴミ箱を持ってきてこうくんの目の前に差し出せば
紙くずを集めてゴミ箱にポイしてくれます。

それを見ていたこう父が
「おまえ、よく仕込んだなぁ」と。

いえ。
「プットイン」は習性ですので・・・

でも~
ゴミ箱をそのまま置いておいたら、
中身全部出されて、さっきよりもっとエライコトになるで~♪

ゴミ箱はロックなキッチンに戻さないとね。
(注・まにあな方には分かると思いますが、意味不明な方は「ロックな我が家」をご参照下さい)







posted by こうまま at 19:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 実践報告 | 更新情報をチェックする

2008年08月06日

分かれば動けるってホントなのよ

ディサービスの子ども達のスケジュールが良い感じに個別化されてきた。
バインダーを持ち歩く子やホワイトボードに箇条書きにしたのをペンで線入れてく子とか。

なので
「そろそろ、こうくんのスケジュール導入してもいいんじゃない?」と言ったら
「え~」とめっちゃ気乗りしない返事のとよっち。

まぁ、学校でもディでもそうだけど
こうくんのような認知のめちゃ低い子への取り組みはやっぱり難しいので後回しになる。
自立課題の時も、こうくんと他2名様はしばらくワークシステムがなかった。

これは、別に悪い意味で言ってる訳じゃなくて
基本的に、うまくいく子から整えていくのは正攻法なのだ。

例えば
保育園でお昼寝する時、ベテラン保育士は寝そうな子から攻めていって、どんどん寝付かせていく。
ところが、新米保育士は騒がしい子を何とかしようと躍起になっているうちに、寝そうな子まで寝なくなっちゃってエライコトになっちゃう、
みたいな。

なので、こうくんへの取り組みが最後になるのは心から納得しているのだけれど
もうそろそろいいんじゃないの~と思ったのだ。
なのに色よい返事がこなかったので実力行使で見せてあげることにした。
自立課題の時もそうだったから、見たら分かるんだ。
支援員さんもラクになるんだよ~。(私、ラクになったもの)

ということで、自作のツールを持ち込みです。
obQtek-3.jpg
まずは、スケジュールをチェックするキュー。
これはめっちゃ重要なので、家と同じ杭と穴の空いた板にするか迷ったのだけど、ちがうものでも出来るか試したかったので、以前こう父に頼んで作っておいてもらった型はめにしました。
この、ベラクロにざくっとはめるのが気持ちいいので、こうくんは好き。
でも、壁に貼ってあっても遊びたくならない程度の好きさ加減(ここが重要)

そして、指示出しのキューを二つ
obQtek-1.jpg obQtek-2.jpg
「2階に行きます」と「トイレに行きます」
この2階に関しては、冒険ですが、イケル気がしたので。

obQtek-4.jpg
家では、こんな風に
メインのスケジュール予告(黄色いバッグ=今日はディサービスだよ)と、今からすることを実物で(着替え=着替えるよ)示して、結構うまくいっています。

なので、ディサービスのスケジュールのエリアを使って同じように設定しました。
obQtek-5.jpg
①スケジュールをチェックするキューを貼る板
②予告するスケジュールを入れるクリアポケット(ディでは、買い物のお財布・課題の三角コーン・クッキングのおたまの3つを入れる予定)
③指示を出すときのキュー(2階・トイレ)
④次やることに関するブツを置く台(着替えとか連絡帳とか)

こんな感じでセッティングし、2階のキッチン脇とトイレのドアに箱をくっつけておきました。

キューの動かし方や使い方を実演してとよっちに伝授。

さて、家でOKなシステムが、ディでも動くでしょうか。

2時間後に迎えに行ったら、何だか良い感じ。
連絡帳を見たら、とよっちの文字で

スゴイ、スゴイ。
マジで、スゴイ。
ペットボトルで2階にすぐ行きます。
ブツで分かれば、本当に動けるんだ。
分かれば般化もできるんだ。
ぼくらの感覚に近づいた感じがする。


と書いてありました。

うふふ。
その感覚わかる。
こうくんが「わかって動く」ときは今までと違う動きするから。

そして
今まで、どれだけ「分からない」不安な状況の中で無理矢理動かしてきたか
今まで、予告もせずにどれだけ失礼なことをしてきたか、
ということを親や支援者は思い知るのです・・・・。

分かる「ブツ」が増えるといいなぁ~。

ちなみに
ご想像通り、「トイレ」はイマイチ効いておりません(爆)



 

posted by こうまま at 19:39| Comment(5) | TrackBack(0) | 実践報告 | 更新情報をチェックする

2008年08月01日

わかれば何でもいい

この夏試しているものの一つに
オブジェクト・キュー(実物のてがかり)をちょこっと抽象化する、というのがあります。

実物って言っても、実はいろいろあります。
ってか
こうくんなので、どこまで分かってるかを行動で確認していくと、実は結構ステップがありました、って感じなのですが。

例えば
実際に使う実物、そのものズバリというタイプ。
obQ-k1.jpg
買い物=専用のおさいふ
茅葺き屋敷=水色のエコバック

行くよ~と渡すと、お財布を首にかけて
エコバック手に持って茅葺き屋敷の方向に歩き始めます。

Ksch08-9.jpg
今日は外出=赤いリュック

このように
実物からこれから起こることが想像できるもの、です。

こうくんは
実物見ても想像できないモノだらけなので
何度も経験して想像できるようになりました。
今現在のこうくんのスケジュール提示のメインはこのタイプのキューです。


次に、
課題の時使っている三角コーンのようなタイプ。
Ksch08-4.jpg
これは、三角コーンを渡されたら課題の部屋の三角コーンにかぶせるというのを何度も繰り返し経験して「三角コーン=課題をする」と想像できるようになったもの。

どちらもオブジェクト・キューですが、
きっと、脳みその違う部分が働いてるんじゃないかと思います。

で、
この夏取り組んでいるのが、上記の2つのタイプのオブジェクト・キューをミックスしたもの。
想像も働かせながら移動とセットになる、ってタイプ。
これが出来るようになると、一気に広がるんじゃないかと思うんですが。

次にするものが想像できて、それをそこまで持って行くのです。
obQ-1.jpg
こんな感じ。
なんじゃこれ?ですよね。

obQ-2.jpg
こうくんは、この紫ボンボンで遊ぶのが大好きです。
そして、それは「2階にしかない」のです。
なので、これは
「2階に移動してね~」という意味です。
このオブジェクト・キューは一発で理解しました。(あまりこういう経験がないので、かなり驚きました)

obQ-3.jpg
2階のリビングの壁に置き場所となる牛乳パックの箱をくっつけてあります。

夕食後に2階に行きたいのに、母が片づけが済んでいなくてまだ行けないので1階でウロウロしてるこうくん。
片づけが済んで、これを渡すと矢のように2階に駆け上がり、箱にぶち込みます。

ですが
お昼の後に休憩だよ~と同じペットボトルを渡すと、投げて拒否。
外で遊びたいんですね。
obQ-4.jpg
1階のじじ&ばばの部屋に立て籠もり中です。
何度も投げられながらも、「2階だよ~」とペットボトルを示すと
「もう、仕方ないなぁ」という感じで、ペットボトルをトントンしながら2階に行くのです。

完璧にわかっています。

これに気をよくして
obQ-t1.jpg
トイレットペーパー入りペットボトル(=トイレ行こうね)
とか
obQ-s2.jpg
砂入りペットボトル(=外で砂遊びしていいよ~)

を作ってみましたが、撃沈しました(爆)

撃沈の理由はちがいます。
トイレットペーパーじゃトイレを想像できなかった様です。

砂入りはばっちり想像できて、大喜びで外に行きます。
obQ-s3.jpg
入れる缶(外なので空き缶にしました)はここについています。

ですが
obQ-s4.jpg
砂入りペットボトルはあまりに魅力的すぎて、キュー自体で遊んでしまいます。

もともとペットボトルをトントンしてその感覚を楽しむ子なので
見せると寄ってくるのを利用して実物を入れるものに選びました。
移動する際もトントンしながら中身を見るので、思いだしやすいんじゃないかと思ったのです。
もちろん、材料費が「タダ」というのも魅力です。

ですが
砂は刺激強すぎたみたいです。
でも、想像はばっちりできるので、提示には使えます。
これは、お財布と同じ実物そのもののキューなので「ちょこっと抽象化」にはならないけど。

こんな風に、一言で「実物で示しています」といっても
色々なレベルの実物が混在しているのですが
結局、こうくんが分かればそれで良いのだと思います。


時々作成会などで
カードのスケジュールを使っているママから
「絵なら絵、写真なら写真に揃えた方がわかりやすいですよね?」と聞かれることがあります。
凝ったママだと、絵のトーンも揃えます(同じ人が描いたものとか)
ですが、その度に「同じ方が安心する子もいるよね~。逆に同じ子でも写真の方がわかるものと絵の方がいいものがあって、両方使った方がいい場合もあるよね~」と言っています。

先日も
「学校のプールの写真と通ってるスイミングスクールのプールの写真にしたけど、どうもわかってないみたい・・」というママがいました。
お子さんがその情報を必要としているなら、予定は写真で示して、プールバックを変えるなどしてブツを提示すればいい。
どっちでもいいなら、プールや水着の絵とかにしたらいい。

形式じゃなく、わかりゃ何でもいいのだと思います。

私は文字も使いますが、絵もマークも使うし、
せっぱつまれば実物です。

今日も、事務所のPC(事務所に来たら最初に開くPC)の上に、ぜったい月曜日中にお返事しなきゃイケナイ依頼のファイルを乗っけてきました。
メモだけじゃ忘れた場合エライコトになっちゃうので。













posted by こうまま at 00:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 実践報告 | 更新情報をチェックする

2008年07月30日

交渉できた!!

家にいても予定外のことはいっぱい起こります。

今日
庭で砂遊びしていて
さて、そろそろ日も照ってきたからプールでも
と思って準備していたら
外壁工事の人が足場を組む材料を運んできた。
ひぇぇぇぇ
そんなの聞いてないっっ

軽トラで運び込むので
庭から非難しないとイケナイけど
こうくん、思いっきり「次はプール」モード(水着も見えてるし)

取りあえず正攻法で交渉に挑む。

obQ-sch1.jpg obQ-sch2.jpg 
家に入るのは今の流れでは絶対に無理なので
「先におやつ買い物行ってからプール」でどうでしょうかぁ~。

買い物行って戻ってくる30分の間に材料だけ運び込んでもらい
庭の反対側でプールすればそのあと作業することになってもギリギリいけると判断しました。

もちろん、こうくんご立腹。
お財布なげ捨てて勝手に服脱ぎだしました。

そりゃそうだよな~

でもさ家に入って課題しろとか言ってるわけじゃないじゃん。
こうくんの大好きな買い物だよ?
ちった~折れてくれてもいいじゃん。
って感じで
白い布の下の水着を見せては隠し、お財布渡すを繰り返したら
5回目くらいでお財布受け取って首にかけ、歩き出しました。

助かった~~~

obQ-k2.jpg
こうくんは水色のエコバックをご利用です♪

買い物して家に戻ると、材料は運び終えていました。

obQ-k3.jpg
買ってきたのはMIUとコロン。
飲み食いしながらもこうくんの視線の先はただ一点

obQ-sch3.jpg
ここに注がれておりました。

わかって納得してこちらの言うことも聞いてくれる
そんな場面が
本当に少しずつだけど
増えてきました。

人は必ず成長する。

ホントにそうです。














posted by こうまま at 13:36| Comment(7) | TrackBack(0) | 実践報告 | 更新情報をチェックする

2008年06月29日

適応行動

先日の勉強会で
「こちらから見たら不適応行動でも、本人にとっては適応行動」というF先生の言葉がずっとリフレインしています。
ホント、そうなんですよねぇぇぇ。

何だかそう考えると
こうくんのしてる行動の全てが愛おしく思えて来ちゃうから、不思議です。

紙粘土どろどろとか
トイレの床水浸しとか
おもらししたので、パンツおろしたら、最後のしずく(?)を顔にかけられちゃったりとか
今日も
随分なことしてるんですけどもね(笑)


このところ、こうくんとの食事場面が楽しいです。
こうくん、おかわりは「これよこせ」とお皿やお椀を渡してくるし
「あの、じいちゃんのまぐろの刺身をもう一切れよこせ」と私やばあちゃんの手を取っていわゆるクレーンで器用に要求します。
昔のように自分で人のお皿に手を出しまくる、というような無礼はしなくなりました。

「クレーン」って自閉症児の親にとっては鬼門でして。
私達が子育てをしていた十数年前の本には、自閉症児の「特徴」として「クレーン現象」というのが必ず書いてありました。
クレーン=自閉症だと言われてしまうので、我が子がクレーンするのを何とかやめさせたい、見たくないと思った方も多いハズ。

めっちゃ重要な要求行動なのに、「クレーン」は忌み嫌われていたのです。
今でも、診断されたばかりの保護者の方はそうかもしれません。
「うちの子クレーンで要求するんです」に対し
「要求ができて素晴らしいですね」と言ってくれる専門家に出会うか
「ああ、自閉症だから仕方ないね~」と言う専門家に出会うかで
随分と母の気持ちはちがってきます。
子どもへの対応も180度ちがってしまうでしょう。
(そう言えば、小林先生がめっちゃ上手にクレーンを指さし行動に変容させる様子を見せて下さったことがあります。そういうのを教えてあげたらいいんですよね。)


こうくん、お腹がいっぱいになると
お椀を重ねて流しに運び
ランチョンマットを所定の場所に片づけ
「冷蔵庫あけて」のカードを持ってきます。
以前は
冷蔵庫に「チーズ」と「ゼリー」のカードを貼っていたのですが
対応チェックを丁寧にしたところ
カードを見分けていないことが判明したのでやめました。

もちろん、3D(立体)にして選ばせるという方法もありますが
こうくんにとってこの場面では「カードを渡す=冷蔵庫開けて」になっていることが明白だったので
カードの方をこうくんの行動が示す内容に合わせました。(←)

で、
カードを渡された母かばあちゃんがおもむろに冷蔵庫を開けますと
こうくん、思いっきりクレーンでお好みのデザートを要求します。(←)

この方法にしてわかったこと。

こうくんは、チーズが欲しい時もあるし
ゼリーが欲しい時もあるし
両方が欲しい時もあるし
たま~に入っているぶどうが欲しいときもあるし
別の袋に入っている何かが気になることもある。
でもって
チーズはプレーンよりスモークが好き。

という、とっても自然で当たり前なこと(劇爆)
でも
写真カードを貼っていた頃にはわからなかったことです。

「あ、また、ほしいのと違うじゃん」
とか
「え~、ホントにそっち?」
とか
「もう、多すぎ。あげない!!」
とか。

すまなかった、息子よ・・・。


好き勝手に行動するのではなく
行動が制御できている状態で
本人目線の適応行動をちょっと形を変えて活かす、
みたいな感じがこうくんと我が家には丁度いいんだと思います。
行動の制御って指示待ちって事じゃなくて
自立的に動けている上でってことで・・ね。

例えば、2年前はチーズを1日に20個とかカードで際限なく要求していて、それを制限するにはどうすればいいのか真剣に悩んでいました。

今は
チーズは食後。
しかも、食器を片づけたあと。
でも、クレーンで本当に欲しいものを確実に要求できる。

とても「平和」なやりとりが出来ている感じがします。

これまで、こうくんの新ネタ(動画)は年に1つくらいが精一杯だったのに
ここにきて一気に加速モード。
先月の松山講演では、実物スケジュールの新ネタを披露できましたし、来月の某通園施設での保護者勉強会あたりで、このネタが披露できるかもしれません。

7月のこうままの外でのお仕事は5つ。

蒲郡市のC小学校での現職研修
東海市のK学園保護者勉強会
新城市の授産施設Rでの職員研修
A養護学校職員向け講話
豊川市の事業所Pでの職員研修

この他、作成会が5回
支援者勉強会も7月はゆうが担当です。

暑い夏がきます。
体調整えて、その時に出来る精一杯のお仕事したいと思います。









posted by こうまま at 14:35| Comment(15) | TrackBack(0) | 実践報告 | 更新情報をチェックする

2008年06月20日

ぞうきんしぼり

実践報告ではないのですが。

こうくん、ここ数ヶ月おもらし大魔王。
ちょこっとだけパンツを濡らすことが多いのですが
じゃーじゃーもらしのことも。


当然、中学生ですので自己責任で水洗いして頂いてます。
ですが
もちろん、一人では出来ませんでので、完全マリオネットで後ろから二人羽織。

漏らしたときは大抵ハイテンションになってるので
力で負けそうになりながら、じゃぶじゃぶじゃぶ。
しぼってから、洗濯カゴに入れて終了。

毎日5~7枚くらいのパンツを洗っておりましたら
kouoan-1.jpg
なぁんと、こうくん
一人でぞうきんしぼりが出来るようになっちゃいました~~~。
すっご~い♪(注・絞ってるのはパンツですが)

大喜びで
もう一絞り~と思って手添えしたら
?????
絞る方向が私がマリオネットしてたのと逆。

あれ?

もしかして
去年の担任S先生??

ぬか喜びでしたか・・・・
でも、
出来ることには変わりないので
日々、パンツしぼりに精を出して
きっちり絞れるようになって頂きましょう。

他にトライしているけど、なかなか上手くいかないのが
床拭き。
床を水で濡らしたら、濡らした範囲の10倍拭いて頂くのです。
水遊びの激しいこうくんなので、1日に何度も床を塗らします。
これだけ何度も拭いていたら、いつか床の拭き掃除が出来るようになっちゃうんじゃないかとほくそ笑んでいましたが、そうそううまくはいきません。

なぜ上手く行かないかといいますと・・・
見てマネしたりする視覚的に強い子だったら良かったのですが、こうくんは行動で覚える子なので(てつづき型の記憶が強いのですね)動作で覚えて頂かないとイケナイのに、中腰とか四つんばいのマリオネットがあまりにきつく、母がすぐギブアップしちゃうからですね~。

窓についたこうくんの手あか(しばらくそのままにしておくと、カビが生えます!!)を眺めながら、こうくんに家中のお掃除をして頂ける日を夢見て
こうままの野望は続く・・・

posted by こうまま at 19:08| Comment(9) | TrackBack(0) | 実践報告 | 更新情報をチェックする

2008年06月19日

おかわりとごちそうさま

以前、ブログにも書いたのですが
こうくん、おかわりとごちそうさまの行動に区別がなくて
どちらもお茶碗を差し出していました。
自分の思いと違うと怒るので、何とか区別できるようにならんもんかと、ここ2年ほどいろいろ試してきましたが、全く成果があがりませんでした。

成果が上がらなかったのには、やっぱり訳があったのです。

全く別のアプローチから道は開けました。

この4月から、「夕食後に家族の食器をシンクに運ぶ」というのをこうくんのお仕事にしていました。(洗うのはバボーの仕事です)
お仕事の報酬はチーズかゼリーをお好みで。

やり始めた当初、じぃちゃん&ばあちゃんは出来るはずないと思って見ていたようですが、2週間くらいマリオネットしたら、出来るようになりました。
お茶碗や小皿をタワーのように積み上げてしまうのを修正するのに1ヶ月かかりましたが、まぁまぁのレベルに達してきました。

で!!

なぁんと、こうくんてば

おかわりの時はお茶碗を差し出して「もっとくれ」と要求し
お腹いっぱいの時は、自分でお茶碗重ねてシンクに運ぶようになりました!!!!

その動作があまりに自然で、初めて見たときは脱力しちゃうくらい(腰が抜けるってこういうことかな~)ビックリしました。

ごちそうさまの時はこうする、というのが行動とセットで結びついたんですね。

何度も書いていますが
こうくんは、物事を行動とセットで理解します。

そう考えると
定番である「ごちそうさまトレイとおかわりトレイ」なんて、どっちも行動は同じなんだから、こうくんには全くの的はずれだったんだな~と、今はわかります。

こうやって少しずつ少しずつ
こうくんのわかることが増えていくといいなぁ。




posted by こうまま at 23:49| Comment(3) | TrackBack(0) | 実践報告 | 更新情報をチェックする

2008年06月13日

自立課題は続く、どこまでも・・

実物でのマッチング制覇に意欲を燃やしている今日この頃。
でも
実物を重ねる、などという、およそこうくんにとって意味がない(理解できない)ことではなく、分解してプットインする(これは意味があるらしい)方向から攻めています。

bunbetu1.jpg
最初は分別(弁別)から。
その穴にしか入らないように作成。
でも、最初は無理矢理コイン用の穴に木製ブロックをねじ込もうとしていましたが、半年たった今はサクサク出来るようになりました。

ktaskBB1.jpg
次に、
分解してそれぞれの所定の場所に納めるタスクを作りました。
これは、一発でクリア。
3ヶ月ほどやってますが、間違えません。
こうくんの認知にぴったり合ってたってことです。
でも、これじゃ先につながらないので
シンプルなもの↓も一緒に作りました。

KtaskBP1.jpg
別の穴に入れようとすることは多々ありますが
入らないとすぐにもう片方の穴に入れるので、
一人で正しく終わらせることができます。

で、先週から新たな挑戦(?)をはじめました。
上の二つの分解課題に実物の指示をつけました。
実物をたよりにしてほしい!!という願いを込めて。

ktaskBP2.jpg
もちろん、正しく終わらせることができますが
まだ、実物を頼りにはしていないようです。

確かめてみました。

ktaskBBP1.jpg
上の穴はコインしか入らないけど、下は両方はいる、という設定。
普段は1対1でやってるこの課題を、一人でやって頂きました。

ktaskBBP2.jpg
2:4で間違ってますね~。
自立課題にするには、相当設定が悪いって事ですね。
まだまだ先は遠い様です(笑)

実物を頼りに分別できれば、マッチング出来ているってことにもなるから、この先いろいろ出来るんだけどな~。

よく、自閉ちゃんはマッチングに強いと言われますが
こうくんは、ものすご~く、弱いです。
でも
分解することや穴に入れることは良くわかっているので
そういったわかる作業をしながら、実物マッチングができるようにならんかな~
というのが、今の私のアプローチ。
(これまで型はめからアプローチしていましたが、厚さ3ミリから一歩も進まないので辞めました。参照記事

ま、できるようにならなくても、作業は進むのでいいんだけどね

という程度じゃないと続かないです。

マッチングへの道は、ホント遠い道のりです。
でも、以前のように険しくはない。
イバラは刈り取って進んでるって感じです。(わかるかな?)














posted by こうまま at 11:23| Comment(10) | TrackBack(0) | 実践報告 | 更新情報をチェックする

2008年05月29日

スケジュールへの道2♪

実物手渡しのスケジュールから
実物1つを提示して予告し合図の実物キューを使う、という形にしてから1ヶ月。

参照・スケジュールへの道♪

なかなかつながらないモンだなぁと思っていたのですが
少しずつ手応えを感じてきました。



いつもうまくいくわけではありませんが
指示されていることがわかって、自分で動けていると思います。

こういう流れのものを確実に積み重ねて
一つずつ増やしていきたいなぁと思います。

やっと
こうくんが「わかる」形で提示できるようになったのだから
焦らず
ゆっくりと。

posted by こうまま at 14:15| Comment(4) | TrackBack(0) | 実践報告 | 更新情報をチェックする

2008年05月16日

トークン3個の動画

試作品が割といい感じだったので
バインダーにベラクロでくっつけるタイプに作り替えました。
お菓子もいろいろ変えられるし
トークンも6個まで対応可です。



袋詰め3つでラムネ数個
ゲットした瞬間、一気食い&空いた容器ポイ捨て(笑)
作業もいろいろで、2~4コのトークンで練習中♪

拒否はしていなので
しばらくやってみます。

意味がわかる日は
きっと来る~?

posted by こうまま at 21:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 実践報告 | 更新情報をチェックする

2008年05月12日

きっと来る~

目の前にニンジン(HARIBO)ぶらさげた状態でサクサク課題をしているこうくん。
すばらしい。
ですが、欲張りな母の野望はまだまだ続く。

やっぱり「トークン」を導入したい。
トークンをゲットするために律儀に働いて頂きたいのだっっ!

すぐってわけじゃなく、ね。

マッチングできない
写真や絵がわからない
そんなこうくんに、どうやって「トークン」での交渉を理解していただくか。

こうくんの認知は
「ぴったりはまる」系なので、型はめみたいなのがいいと考え、
いろいろ物色しています。

作るのがメンドクサイと続かないので、
市販で使えるのないかな~と思っていたら
先日、100均でこんなものをゲット。

to-kun1.jpg to-kun2.jpg

サイコロ状ですが、1枚ずつにしたら
トークン1個~6個対応可!じゃないですか?

ちょいと渡してみたら
上手にはめ込みます。
ふむ。

あとは、どうやって
「○を集めて穴を全部埋めたらたらお菓子ゲット~」
を伝えるか、です。

to-kun3.jpg
試作品1号(ラムネの空き容器貼り付けっっ)
袋詰め3つでラムネがゲットできるなんて、
どんな時給やねん(笑)

しばらく色々と試して、楽しみたいと思います。

自分の稼いだお金で買い物に行く日は
きっと来る~
きっと来る~
きっと来る~


posted by こうまま at 20:02| Comment(8) | TrackBack(0) | 実践報告 | 更新情報をチェックする

2008年05月06日

スケジュールへの道♪

現在、こうくんへの予告は実物の手渡しです。
写真カードを処分し、この方法を徹底してから、とても落ち着いています。

「見ただけでやることがわかる実物」というのはなかなか増えませんが、「行動とセットになったわかる実物」がいくつか出来てきたので、GWの休みを利用して『スケジュールへの道!!』に突入っっ。

こういうまとまった休みは新しいことに取り組むのに有効です。
時間があるので、同じ場面設定が何度もできますので。

もちろん、やる行動の流れが分かっている「実物」だけを提示しています。

Ksch08-4.jpg
「三角コーン」=「こう様、次は課題でございます」
2階のリビングに設置。

Ksch08-5.jpg Ksch08-7.jpg  
合図(キュー)はおもちゃの杭(くい)を使っています。
アメリカ駐在時代に買ったオモチャの再利用。
自立課題に使った残り部品です。

穴に差し込むのは好きなので渡されれば差し込みに行きます。
その後、三角コーンを取るところだけをちょこっと肘を押して方向付けすれば、あとは勝手に進んでいきます。

他に「手桶=お風呂入るよ~ん」もわかってる感じなので、入れて練習しています(が、お風呂は1日1回しかチャンスがないので、なかなか・・・・)

自分で「ブツ」を取ってさかさか行動できるようになったらすごいな~と思います。

1階の玄関横はこんな感じです。
Ksch08-9.jpg
今日は学校なのかお出かけなのかをリュックで判断し、見通せています。

「さぁ、出発するよ~ん」もキュー(杭)を渡すことで伝えています。

以前は赤いお出かけリュックを出すと、すぐに背負って「オレは行くぜ、行くぜ、行くぜ~~」だったので直前にしか出せず、予告が難しかったのです。

でも、この形で何回かマリオネットして教えたら、リュックをトントンして「まだ?かあしゃん、まだ?」って感じでアピールし、私がキュー(杭)を出さないのを見て、そっか~、まだか~って感じで別の遊びをはじめるようになったのです。

「今日は出かける、嬉しいな♪でも、今スグじゃないんだ」ってことがちょっとだけ分かりかけてる感じがします。

すごいっしょ?

お出かけする機会の多いGWだからこそできたことです。

こうくん、割といい動きをしているし落ち着いているので
パズルが組み上がる日は近いと思うのです。

このやり方では細かいスケジュール提示はできませんが、「わかって自分で動ける」ようになったら大成功!だと思うのです。

ここ数年、撃沈を繰り返してきたスケジュール
遂にわかる日がくるのか!?

うふふ。
楽しみ♪







posted by こうまま at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 実践報告 | 更新情報をチェックする

2008年04月21日

わからないのはイヤ!!

自立課題の作成にはまると
家は捨てられないモノであふれる。
特に、我が家は一体型の課題なので、箱だらけになる。

kadaihako1.jpg
しかも
私は片づけられない女なので
作りかけ課題やうまいかなくて再構造化中の課題やこれから世に出る(?)予定の箱やカップが山積み。
白状すると
こういう山が実はいくつもある・・・

で、思いつくと掘り起こしては課題を作っている。

いくら再構造化しても「無理」ってのはもちろん廃棄するのだけれど、捨てるのが忍びなくて取っておいたのが昨日1つ出てきた。

machiZ1.jpg
実物マッチング。
フェルトで出来たフルーツのマグネット。
箱に貼り付けた缶のふたにピタっとくっつくから、気持ちいい。

1年くらい前に作って撃沈した課題。
いい出来なのにな~
なんでこんなにはっきりしてるのに出来ないんだろ~

もしかして、今ならできるんじゃ?
と思って
よせばいいのに(マッチングにはもうこだわらない!宣言したばっかりなのに)
「ね~、これちょっとやってみてよ~」と1対1課題をやるリビングの机に置いてみた。
課題らしき箱を見ると条件反射で寄ってきて座るこうくんなので、うきょきょきょきょ~と走ってきて座った。
んで、「??」なお顔で何をするかまったく分からない様子だったので、ちょこっとプロンプトしたら

私の腕をがぶりんちょ(噛まれたの1年ぶりくらいだぁ~)

なるほど。
やっぱり
わからないものはイヤなんだ。

知ってたけど
ホントに
ホントに
そうなんだ。

こうくん
これまでの無礼非礼の数かず
どうかお許し下さいませぇぇぇぇ・・・
posted by こうまま at 21:27| Comment(6) | TrackBack(0) | 実践報告 | 更新情報をチェックする

2008年04月19日

わかれば動ける2

移行させようとしているツールがあと2つあります。

靴箱のオレンジの箱
三角コーン(学校では着席する際に使っていました)

学校の靴箱はたくさんあります。
生徒数が450名とかいますので、学部だけでもエライ数です。
kutubako1.jpg
親である私も子どもの靴箱の位置がわからない。
名札を見なかったら見つけられません。
(でも、私の友人は置いてある靴や上靴ですぐに見つけられるので、不都合ない人もいるようですが・・)

で、小学部の時に使っていたオレンジの箱を中学部でも靴箱に置いて頂きました。
kutubako2.jpg
名前が読めなくてもマークや絵が分かるお子さんなら、それを貼ればいいと思いますが、こうくんは写真も絵もマークも分からないので。

でも、この箱で自分の靴箱はここだと「分かって」「自分で動ける」んです。

すごくないですか?

『玄関で靴を脱いで靴箱に入れ、上靴を取ってはく』という動作を小学部で手取足取り丁寧に教えて頂き、その一連の動作が長い時間掛けて身に付いたからこそ、その靴を入れる場所を示すオレンジの箱を置くだけで「分かって」「自分で動ける」んです。

一見すると「支援なしにふつーに出来てる」様に見えちゃう。
でも、ホントは手がかりをつなぎながら、ものすごく「ギリギリのところ」で、成り立っていることを(自立課題もそうなのですが)時間をかけて丁寧に伝えていきたいなと思います。

頑張ります。
えいえいおー。


posted by こうまま at 11:54| Comment(6) | TrackBack(0) | 実践報告 | 更新情報をチェックする

2008年04月16日

わかれば動ける

小学部で使っていたもので、中学部に移行できたもの。
それが「システム」なのだなぁって実感しています。

こうくんの場合

自立課題
木片キュー

は確実に移行できました。
自立課題は、課題を置いただけでサカサカやってるようです。
木片キューは、学年で取り組む授業の際に教室移動で使っていましたが、中学部では教室移動が多いので、区別できないだろうからと思い、玄関から自分の教室への移動に使ってみました。
そしたら、1回でできるようになりました。

6-22-kyu3.jpg

朝、玄関で靴を上履きに履き替えた後に、木片キューを渡します。
木片をトントンしながら、オトナでも間違えそうな同じ教室が続く廊下を一人で歩いて行って、教室の入り口にねじ止めされたペットボトルの容器にカコーンと木片を放り込んで自分の教室に入っていきます。
システムが理解できているから出来るんです。
小学部で身につけて頂いた「システム」が活きているんです。

この「すごさ」を誰が分かってくれているんでしょう・・・
それぞれの先生方が1人~2人の生徒の手をつないだり抱えたりしながら教室移動させているこの朝の忙しい時間に。
「こうくん、すごい~~~」って思ってるのは母親の私だけというのは、結構サミシイものがあります。

例えば
こうくんにとって、自分のロッカーが右から2番目であることを覚えることに意味はないのです。
そんなものは、学年が変わったら使えなくなりますから。
それよりも、先々場所が変わっても使える「システム」を増やしていかないと。

赤いビブスはその一つになりつつあります。
2月にビブスを導入してから、帰宅中に混乱して自傷するという事が一度もありません。
効いてる気がします。
でも、これまでの経験から、自己保身のためにすぐには信じない私になっちゃってるので、繰り返し繰り返し、人を変え、場面を変え、車を変えして確かめている所でございます。
この猜疑心、なんとかならんでしょうかねぇぇぇぇ。

posted by こうまま at 23:59| Comment(8) | TrackBack(0) | 実践報告 | 更新情報をチェックする