学校に外部コンサルを!!!

現在、厚労省内では「強度行動障害」に関するプロジェクトが検討されているようです。
私は専門官からのヒヤリングで「強度行動障害は学校で作られているので、文科省との連携が必須」であることを強くお伝えしたのですが、この点について、きっちりご発言いただけたそうです。
感謝です。
福祉と教育ががっちりスクラムを組んでくれたら、救われるお子さんはとても多いと思います。

そして、今回のこうくんの状況(学校での不適応とその後の適切な環境の中でどんどん改善している状況)を厚労省の障害福祉課と文科省で情報共有したいとのお申し出をいただいたので、主人と相談して「お願いします」とお返事しました。
こうくんの了解を得ることができない中でのこの行為はルール違反だと分かっていますが、これからの生徒さんのためになることなので、こうくんも許してくれると思います。

自閉症の方への適切な対応には特性理解と環境整備と誤学習を防ぐことが必要であるという考え方が広まってほしいと切に願います。

今の学校には外部コンサルテーションの導入が必須だと思います。
(アメリカの学校ではフツーのことです。)
先生方もどう対応したらいいのかわからなくて困っていると思います。
でも、本当に困っているのは本人だし、その家族です。

国立のぞみの園の研究班は強度行動障害について「コミュニケーションのズレが思春期に表面化する」と報告しています。
全くもって同感です。
であるならば、潜伏している時期(小学部・中学部)での適切な支援と、それに増して、高等部でのより丁寧な支援が必要ということです。

学校が聖域で教員が聖職と言われていたのは過去の話です。
障害者権利条約への批准に向けて、法整備はどんどん進んでいます。
「外部の介入を嫌がる教員も多い」などと悠長なことを言っている場合ではないと思います。
教員も「合理的配慮」を求めれらるのです。
合理的配慮を欠いたら法的に虐待とか差別になるのです。

そうならないために。
自閉症のお子さんに関わる先生には、TEACCHとPECSとABAくらいは最低でも勉強してほしいです。
それは、登山に準備と練習が必要なのと同じです。
情報収集もせずに軽装でなめてかかったら遭難するからです。

現在、福祉サービスを提供する人向けの研修として「強度行動障害支援者養成講座(仮称)」が検討されているようです。
行動援護従業者研修と同系統の研修だと思われますが、幅広い方が受講できるしくみになるといいな~と思うので、このプログラムの策定委員でめっちゃキーパーソンだと思われる方に「みんなが受講できるようにしてほしい~」とお願いしています。
福祉職だけでなく、STやOTや保育士や保健士や教員など、自閉症の方にかかわるすべての方に受講していただきたいと思います。

この10年で、障害福祉の世界はめまぐるしく変化しました。
この先10年で、自閉症の方への支援がめまぐるしく変化することを期待します。
そうなる予感がしています。

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